しばらくして、まろとの約束の日になった。
あのライブの日以来、メンバーの誰とも会っていない。もちろん悠佑とも。
何も音沙汰がないのは怖いが、今日だけはそれも忘れて、楽しむことにしようと思う。
まろからのメールを頼りにさがすと、一際目立つ人がいることに気づく。
声をかけて近づくと優しく微笑み返してくれた。
ドキッ
心臓が動揺して、顔が熱くなる。
平然とこう言うことを言うのだから、心臓が持たない。
さりげなく手を握って一緒に歩き出す。
これだからこの男は…
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街に入って、俺たちはショッピングをする。
そう言って差し出してきたのは、淡いブルーのワンピース。今来ているものよりもシンプルでおとなしいけれど、とても華やかだ。
結局奢られてしまった…
そんなこんなで俺たちはお買い物を楽しんだ…
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そう言ってまろはタクシーで帰ってしまった。
一日中出かけていたのにもう帰ってしまうのかと感じてしまう。
そりゃもちろん俺が作るけどそれは、ないこの食生活が偏っていたからであって、そもそもないこに料理なんかできるのか?
と、思っていたのに…
出されたのは完璧に調理され、皿に盛り付けられた料理だった。
コイツなんでもできるやん!ちょっとムカつくわぁ
と思いながら料理に手を伸ばす。
びっくりするくらい美味いし、何より俺好みの味付けだ。
今日の思い出話に花を咲かせながら俺は夜ご飯を楽しんだ。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。