あなたside
『好きなんだよ。』
え?え?え?え?え?
私の、聞き違い…?
私のことを、シルクが好きってこと?
いやでも、私のことじゃなくて、誰か他の人のことが好きってことかもしれないし…っ
ふっ、とシルクが笑った
え、…
私も、好きだよ…シルクのこと。
と言おうとしたけど、口を閉じた。
それが正解だった
でも「お前、、、、」の後になんか続くとは思わなかった。
そっか、そうだ。こういうやつだっけ。
はぁー…と思わずため息をついてしまう。
ウザイとか言うけど、ヘラヘラ笑ってるシルクの笑顔も、やっぱりまぶしくて
『好きなんだよ。』
このシルクの言葉を、嘘でも心に残しておこう。
そしたら
少しは幸せな気分になれる。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。