第4話

4話
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2022/03/20 02:47 更新
夢主side


『・・・はい〜どうぞ〜。』


「?おしるこ・・・何だコレ?」


初めて見るのか私があげたおしるこの缶を興味深そうに見る。

その様子が、無邪気な子供のようで可愛いとつい思ってしまう。


『と〜っても甘い〜飲み物だよ。』


「甘い・・・。」


白頭の子は、缶の蓋を開けおそるおそる口を蓋の所に持っていき飲み始めた。

おしるこは、好き嫌い別れるものだと気づき始め、少しドキドキしながら彼を見る。


「・・・・・・。」


『ど、どうかな・・・?』


「・・・甘くて 美味しいなコレ。」


美味しそうにおしるこを飲む彼を見ると心が暖かくなる。

可愛い〜。

思わず頭を触りそうになる。

うっ・・・ダメダメ。初対面で頭触るのは、駄目

頭を撫でたい衝動を抑え、自分もおしるこを飲み始める。



「ところで・・・オサムの知り合いなんだよな?」


『うん。そうだよ〜。』


三雲くんって面白い子だよね〜。と言いながら
おしるこを飲む。

この子背小さいな。何歳くらいなんだろ。
そもそも名前聞いてなかったな。




『・・・君名前は?』



「俺は、空閑遊真。オサムとは同級生だ。」



『へ〜同級生なんだ〜。』


三雲くんと同級生かぁ。
もしも同級生だったら・・・。と妄想をする。

私が、中学生で三雲くんと同じクラスで空閑くん
と出会って・・・。

そんな非現実的な事を考えていると、アンタは?
と名前を聞いてきた。



『私は、春宮あなた。高校生だよ〜。』


「なんと、先輩でしたか。」


『ふふっ。呼び捨てでも良いよ〜。』


私がそう言うと空閑くんは、じゃぁあなたで
と言った。


『そういえば空閑くん、行かなくてもいいの?』


私が、そう言うと空閑くんは思い出したのか
もうこんな時間か・・・と呟いていた。



「おしるこありがとうな。あなた。」


『どういたしまして〜。頑張ってね空閑くん。』


手を振りながら言う。
空閑くんも手を振り返してくれた。


「またな。あなた」


そう言い残し、空閑くんは歩き出した。







凄い子に会ったな〜。と空閑くんの事を思い出す。


『それにしても・・・空閑か。』


私に、優しく接してくれた彼を思い出す。
あれから、もう何年も経つのか。

風が吹き、結ってない髪がなびく。



『・・・・・・またね。遊真くん。』


誰も居ない公園に一人呟いた。



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​───────

空閑side


あなたと別れ、俺は中学校に向かっている。
あなたとは、もう少し話したかったが・・・
時間が迫っていたのでしょうがない。

そう言えば・・・何であなたは、俺に用事がある事を知っていたんだ。



「・・・全然分からない・・・。」



まぁ・・・当たり前か。今日初めて会ったからな
これから知ればいい 。
そんな事を考えていると、目的の中学校についた。



「さてと、探しますか。」


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三雲side


「サイドエフェクト・・・。」



「高いトリオン能力を持つ人間は、トリオンが脳や感覚器官に影響を及ぼして、

稀に超感覚を発現する場合がある。

それらの超感覚を総称してサイドエフェクトという。

意味は"副作用"」



僕は今、迅さんのいうサイドエフェクトについてレプリカに教えて貰っていた。



「副作用・・・。超能力・・・みたいなものか?」


炎を出したり、空を飛んだりと アニメでよく見るあんなやつかと想像するが、そんな超常的なものではないみたいだ。



《目を閉じてるだけでめちゃくちゃ耳が良くなるやつとかいたな。》


レプリカから突然空閑の声がした。


《何百メートル先の会話とかも聞こえるんだと》


何百メール先の会話・・・。



《もしかしてあなたもサイドエフェクトを・・》



「?あなた?」


聞き覚えのある名前が聞こえてき驚く。

なんで空閑が、先輩の名前を・・・?

先輩と知り合いなのか と空閑に聞こうとするが空閑から変な音が、聞こえてくる。



「・・・空閑、お前今どこにいるんだ?」



《え?今?学校。》


「なっ・・・こんな時間に!?」


理由を聞いてみると、イレギュラー門の原因に心当たりがあるみたいだ。

こいつは、何時寝てるんだ?

時計の針を確認しながら不思議に思う。

結局、あなた先輩について聞けなかったな。

そう思いながら、これからについて考えていた。


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「あのメガネボーイが近界民と繋がってんの?
マジで・・・?」


「可能性は高い。」


「うへ〜・・・見かけによらねぇ。
・・・てことはその近界民、人型?」


「俺、人型の近界民、初めてなんだよな。

やべぇテンション上がってきた!」


「もしそうなら、面倒な相手だぞ。
 気を抜くなよ、陽介」




「揚げせん、食う?」


「!・・・・・・。」


「あっ、迅さん」


「ナハハハッ!びっくりした?」


「・・・迅さん。趣味悪。」


「桜?!」



「お前らさ、今日の午後から大仕事があるから基地に戻っとけよ」



「はい。先輩方これ命令書です。」



「じゃあな〜よろしく〜」



「迅・・・」


「このタイミング・・・なんか読まれてるっぽいな・・・桜もいるし。」





「よう、メガネくん。おまたせ。」


声がする方を見ると迅さんがいた。


「あっ、迅さん。おはようございま「私もいるけど」!」


迅さんの背中からひょこっと先輩の妹・・・桜がでてきた。

桜は、僕の所にくると頬っぺをつねってきた。


「い、たたたたたた。」


「私には、挨拶なしか メガネ。」


ジト目で僕を見る桜。
いつの間にメガネ呼び・・・?!


「はいはい、桜落ち着け〜。」


迅さんの言葉に渋々、桜は僕から離れた。
つねられた所が少し痛い。


「・・・スマホありがとう。」


「あ、うん。そういえばあなた先輩がありがとうって。」


桜は、小声でスマホの事を言ってきた。
スマホを渡されたあの日、ちゃんとあなた先輩にスマホを返した。

物凄く喜んでたな。


「!・・・・・・そう。」


少し頬を赤くしながら嬉しそうにする桜。
先輩の事が大好きなのがよく伝わってくる。


「なぁーに話してんの?」


迅さんが、急に肩を組んできた。


「な・・・!!ちょ・・・迅さん?!」


顔をさっきよりも赤くする桜。
冷静な桜が珍しく慌てていた。

桜は、僕に助けを求めるように見る。


「・・・迅さんイレギュラー門の原因は・・?」


「あ、そうだった。」


迅さんは、肩を組むのを辞め 行こうかと言った。
どうやらこの先にイレギュラー門の原因を知る人物がいるらしい。


「・・・じゃ、私はこれで。」


「え?桜は、行かないのか?」


「他に行くところがあるから・・・。」


そう言うと、桜は僕達と違う方向に歩き出した。



「なんか今日機嫌良いんだよなぁ〜桜。」


何でだろうな と僕に向かって言ってくる。

その目は、いつものヘラヘラしたような目ではなく、鋭い目付きだった。


「・・・何ででしょうね。」


僕がそう言うと、迅さんはいつもの目に戻った。


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​───────

桜side

ずっとこの日を待っていた。
大好きなお姉ちゃんに会う日。

何年ぶりの再会だろうか。
お互い忙しくお姉ちゃんが、ボーダーにいた
時でもあまり会うことは、無かった。

約束のカフェに行く。

そういえば・・・三輪隊がいたな。

先程の事を思い出す。

正直、言って三輪隊は少し苦手だ。
特に三輪先輩。

復讐とかそういうのは、あまり好きではないし、

会うたびに、近界民について聞かれるこっちの身にもなってほしい。

お姉ちゃんは、結構気にかけてそうな感じはするが・・・。



『難しい顔してどうしたの。』


ずっと会いたかった人の声がした。


綺麗な梅鼠色の髪 優しい声 ・・・


「お姉ちゃん!」


私は、いきよいよくお姉ちゃんに飛びついた。
一瞬びっくりしたお姉ちゃんだけど、優しく抱きしめてくれた。


『久しぶり〜桜。ごめんね、中々会えなくて。』


「ほんとだよ・・・。」


私が不機嫌そうにすると、優しく頭を撫でてくれた。


(本当私の妹可愛すぎでしょ?!)







『​─────それで気づいたらまたトリガーなくなっててさぁ〜。』


「・・・お姉ちゃん馬鹿?」


目の前にいるお姉ちゃんに、ため息がでる。
トリガー二回も無くす人そうそういないよ。


『そういえば・・・どう?三雲くん。』


「・・・普通。」


『普通かぁ〜まぁこれからだよね〜。』


呑気に言うお姉ちゃんに、もう と言う。


「あ、そういえば小南先輩が、心配してたよ。」


『え?桐絵が?』


「うん。」


小南先輩は、お姉ちゃんの親友で唯一お姉ちゃんが、行方不明になっていた理由を知る人。

お姉ちゃんの事を知る人は、私以外にもいる。
まぁ極わずかだけど。


『連絡とらないとな〜。』


そう言いながらスマホをつつくお姉ちゃん。


『あ、悠一先輩の様子はどう?』



「・・・相変わらずだよ。」



『・・・・・・そっか。』



「ねぇお姉ちゃん。」



『なぁーに?』



「なんて迅さんに返『さっきから鳴ってるよ』」


タイミング悪すぎでしょ。
イラつきながらスマホを見てみると、迅さんから
メールがきていた。


「・・・・・・。」


『ふふ。どうやら解決したみたいだね。』


「・・・どこまで見えてるの。」


さぁ と誤魔化すお姉ちゃん。


『頑張れ〜桜〜!』



「うん。行ってくる。」



私は、トリガーを起動させ店をでた。







『・・・妹の事よろしくね。悠一先輩。』


















































































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