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第1話

Prolog | 🖤🎭
2,483
2023/06/07 09:41















暗く電灯の光を頼りに進まなければ辺りが見えないような夜。





僕は歩いていた。





僕は雄英高校ヒーロー科だぞ?




何故こんな時間帯を歩いているんだ。



頭では分かっていた。



やってはいけない事だと。



だが、足は一向に止まる気配がない。



だから、僕はその進む足に身を委ねた。




着いた先は海。




幼い頃のそこには残っていて。




僕は海岸沿いを歩いてみたくなった。




そうして海岸沿いを歩いていると
足に漂流物であろう枝が当たった。






黒影 (なまえ)
黒影 あなた
久しぶりに絵でも描いてみるか…



砂浜に絵を描いた。


直ぐに消えてしまうように。



だって感情は誰かに見せるような物では無いから。



それでもきっと 彼 なら見つけてくれる気がして。



そんな事有る外ないのに。



今思えば、僕は彼が居なくなった時から全ての選択を間違えていたのかもしれない。




ザザーン ザザーン ザザーン…




海の波は規則正しく引いては戻りを繰り返している。




僕は良く虚勢を張っていた。



「もう、平気だよ」



そんな事をし続けていたのにも心を保てていたのは彼のお陰だった。


僕は、微かな希望に菅っていただけだった。




ザブンッ



僕は海に入った。


波の高さは腰の辺りだろうか。


街頭の光に照らされて水面に僕の影ができた。


海は冷たかった。


僕に体温があるから。


水面に写った影が彼のように見えたんだ。


頭では分かった。


彼がここに居ないこと。


頭では分かった。


頭では分かった。






ザバンッ





水中は冷たかった。


触れたかった。


噎せ返った。


反芻する感情だって、海水ごと全部飲み込んで叫んだ。




    『僕のせいだ。』



『本当の事も知らないで。』



いつもの日々も記憶も綺麗だと思い込んだんだ。




冗談を見透かして。



この愛を見透かして?



もう、何が言いたいか、



僕にだって分からないよ。




分からないよ___。












🖤 黒影くろかげあなた
🖤雄英高校ヒーロー科1年A組


🖤個性 影操り

影を操る事が出来る。

擬人化させる事も可能。

影に潜る事も出来るが自分しか潜る事は出来ない。

影に潜れば他の影がある場所に移動も可能。



🖤幼い頃に両親を亡くしており、現在は叔母と暮らしている。



🖤性別は一応男の子



🖤性格はおおらかで優しく、爆豪の爆発や暴言にも笑顔で接している。
女性には紳士的で人気がある。

🖤成績はとても良い。
才色美人という言葉が良く似合う。


🖤あだ名はその紳士的な振る舞いと自分の個性の"影"と髪色を合わせて 黒の王子 と呼ばれている






名前 ?????




性別???


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