国見「あなたちゃん」
「ん…っ、あき、らくん?」
国見「おはよ。」
「っ、ごめ、」
国見「いいよ、あのよく一緒にいるさ、」
「あー、同期の?」
国見「そ。金田一と大学一緒だったらしくて、金田一経由で連絡くれたんだよね。あなたちゃんが庇ってくれたって」
「そっか、」
国見「あの男だよね、執拗いの」
「うん、実は同期も困ってて…」
国見「そっか。」
その日は、そのまま終わって、就業時間何やらザワザワしている。
「!?」
国見「おかえり、あなたちゃん」
「ど、どうして」
国見「どうしてって?しばらく牽制しようかと思って」
「け、牽制?」
国見「うん、俺からあなたちゃんを取ろうとする奴がいるから」
「そ、そっか、」
ちなみに、同期の女の子は、その話したら、彼氏が迎えに来るようになったらしい。
「英くん帰ろっか?」
国見「ん。」
これがしばらく続き、卒業したあとも、英くんの方が少し早く終わるから、そのまま英くんが迎えに来てくれたり。
ぎゅっと英くんの袖を掴んだ。
「ママとパパが、」
国見「うん」
「いつ、同棲するのかって」
国見「…ん!?」
「英くんはいつくらいがいい?」
国見「んっと、待ってね、」
私の手を握って深呼吸をしている。
国見「…すぐにしたい。あなたちゃんが大丈夫なら」
「わ、わたしも!」
そして、私たちは同棲をすることになった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!