第14話

この恋の叶え方
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2026/03/04 04:04 更新
ある日の金曜日、私が会社の飲み会で、毎週週末のお泊まりが、少しズレた。





普段飲み会なんて行かないけど、この日は同期に無理矢理誘われて、参加になってしまった。




『週末全部彼氏に捧げるなよー!寂しいじゃん!』




辞めなよって彼氏がいることは知ってる、女の子の同期。




この子は、自分も彼氏がいて半強制的に、もう1人の男の子の同期にさそわれてここに来ている。





まあ、私もそうなのだけれど。





『これ、飲みな!』




ある程度強い私でも、クラクラになる度数のお酒なのは分かるし、英くんにもお酒はそういう席では、致し方ないけど、度数の強すぎるのは辞めてねとは言われてる。



そんな彼も、20歳になって、私の父も母もひと悶着はあっあが、それ以来、英くんのことは大好きだから、お祝いにとお酒をくれて、2人で開けた。



弱くはないけど、あまり好きではないみたい。





「ごめん、それは、」




『えー、シラケる!』




女の子の同期もあわあわしてて。




「…」




呑むしかないのか。




1口溜息をつきながら飲めば、いつも呑んでるものとは、違うのはよく分かる。





「…ん」




大丈夫?と声をかけられるも、3口くらいで、クラクラしてきた。





気付いたら、お開きなのか、立て替えとく!と、女の子の同期に伝えられ、靴を履いて、ふらっとなる足元で一生懸命立つ。




『あなたちゃんは、危ねぇからこっち』





その瞬間、同期とは違う方向から引き寄せられた。





国見「あ、大丈夫っす。そういうの。」





『な!』





良かった、間に合った!?と女の子。





「へ、英く、ん?」



国見「変なやつに狙われてるってその子に言われて、来てみたけど、まじだったんだ。つーか、すいませんけど、この子俺にメロメロなんすよ」





英くんが何言ってるかは理解できてない。




でも、英くんが来てくれたこと嬉しくて、擦り寄った。





国見「ふっ、ほら、ね。だから、隙狙おうとしても無駄っすよ。」






帰ろって言われるかのように、手を引かれる。






「英く、ん」




国見「車停めてるから、そこまで頑張って」






車にたどり着いて、シートベルトを装着されて、英くんも乗り込む。




「ありがと、」



国見「ほんと可愛い彼女持つと大変だわ」





「嫌いにならないで」





国見「なるわけないでしょ」







ほんのりアルコールの香りがする、クラクラする口付けをされた。

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