あの後、足は動かせないので椅子に座ってダンスし始めた
そろそろぶっ続けで踊り始めて30分
体力の限界だ
そこでやっと、渋々という感じで翔琥が音楽を止めた
いままで踊っていた間に、元々ダンスが物凄く上手いと言うわけでもない俺は、
かなり翔琥に指摘を受けた。
ヘトヘトになったけど…良い練習になった。
そこまで言って、翔琥は口を紡んだ
何か言いたげだけど、ためらうような表情を見せている
そう笑う翔琥はどこか…迷いを含んだ笑いを見せた。
軽く汗を拭いてから、部屋に戻るといつの間にかメンバーが来ていた
戻るとメンバーが俺を囲んでいつものように雑談を始める
翔琥のこともメンバーに話そうと思い話題に出すと、意外な返答が返ってきた
意外なことに、翔琥は俺らと同じ高校に通ってるよう
…まあ確かにこの病院高校から近いし納得できるけど
転入生…通りで俺が知らないわけやな
そもそも全校生徒が多くて全員覚えているわけでもないんやけど
自分の足に関しては、日にちが経つにつれて感情も落ち着き
今や左足が動かないことが日常となった今。
足に関しては色々決まってきた…けど
何か、何かを見落としている気がする
りうらの話が頭の中をすり抜けていく。
…ライブも間に合うだろうとかそういう話だろう
それよりも今はこの違和感に、嫌な予感を感じていた。





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!