一方で…
ー悠佑 sideー
そう考えて歩いていると、
小学生くらいの女の子が、走ってこちらにやって来た。
焦っているのか、その子はしどろもどろにそう言ってく。
その子が言っとる交差点って、いつもまろが使っとる…っけ。
なんか、嫌な予感がする。
俺はその子を連れて、その交差点へと向かった。
1、2分、その子と走っていると、
その交通事故があった交差点についた。
そこには、道路の左車線の中央に、まろが倒れとって
その近くで車が電柱にぶつかっていた。
一応声を掛けるが、まろの返事はない。
脈は…少し早いがあるな。
どうにか平常心に戻して
俺が救急車を呼んでいると、
俺はいふまろの状況説明をしながら、
電柱にぶつかっている車に入る。
脈は…ない。
ってか、息もしとらん。
両手を開けるために電話をスピーカーにして、置く。
そして、その意識を失っとる人に胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う。
俺はこっちの人の救急車も呼ぶ。
数十分後…。
あれから、救急車が来て、俺はまろに付き添って病院まで来た。
救急車が来るまで胸骨圧迫しとるのもたいへんやったが、
さっき、バイトしてる店の方に休みの連絡入れて、
メンバーにまろの状況を伝えるので疲れた。
メンバーの方は、これからここに来ることになっている。
しばらく椅子に座って待っていると、ないこがやって来た。
ないこと話しっとたら子供組もやって来た。
そこで初兎が無言になる。
まろの検査が終わったようで、医者が俺らに話しかける。
そこで一度言葉を切る。
…それに嫌な予感がした。
「おついれ!」





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!