−いふ side−
気づいたら、病院らしき所で俺は寝ていた。
ほとけの声で、みんなが俺の周りに集まってくる
今の所、体に違和感はない。
あそこは人通りが少ないから、中々救急車が呼ばれるまで時間が掛かると思うんやが…。
時計を見ると、午後1時。
メンバーと別れたのが12時頃やったから、そこまで時間は経っていない。
…そういえば、あの子は無事なんかな?
あの後すぐから記憶がないからそれは分からないんよな…。
無事なら、安心だな。
俺がそんな事を思ってると、
しょにだがさっきないこが俺に聞いたのと同じ事を繰り返して聞いてきた。
繰り返し聞くって、何かあったんかな?
明らかに、メンバーの雰囲気がおかしく、俺は、そう確信した。
ほとけに突っ込むと、あにきがほとけに助け船を出した。
その口調はなんとなく、重く感じられた。
口調からして、俺に気を利かせた結果、こうなった。と言うことが伝わる。
ないこがゆっくりと、口を開いたーーー
「おついれ!」




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。