お昼ご飯をぜんさんが準備してくれて、俺達は食堂ですんと待っていた
…みぞれもんはぽやぽやとしていて、みぞれもんだ、良かった、と謎の安心しながらも暇を潰していた
…なんだろう。頭が重い。体は軽いのに、どうして頭がこんなに重いのかな
でも、首が折れた感じはしない
体は至って健康体だ。ボジョレヌーボーとか見たいな評価になるけど、近年で最高と言っていいくらいには今、元気で、体も好調で…
でも、ただ…頭が、ずっしりとして…痛いとかじゃないのに……重くて…
それで…なんだっけ
大切なコトを、わすれてるきがする
「…お願いだから、死んで」
優しい誰かは友達のことを何よりも思ってた。それで…なんだっけ
「…最高の思い出にしようね」
ロマンチックな事をいいながら、優しい誰かを怒らせたあの誰かは…
どんな顔で、
どんな声で、
どんな思惑で━━━━━━━━━━━━━━━
…放心の中、料理が運ばれてくる。今日は…カレーだ。美味しそうな色をしていて、煌びやかな感じがする。
いただきますと軽く言ってから、カレーを口に運ぶ
…あ、れ…?
味が…しない?
練った小麦を食べているような食感が口に残る
…カレーってどんな味だったかな
自分が早食いに慣れてて良かった。
その言葉と同時に席から立ち上がる
【図書室】
…ここに来てしまった
…佐原さんとの、勉強会楽しかったなぁ…
でも、楽しい勉強会に使ったここの本棚には何か場違いなものが埋まってた…はず
うん、ここの、本棚の、この…あった
…そのファイルを取って、ファイルを開く。何かの年表のようだ。
しっかり読もうとした時
図書室の扉が開く音がして、咄嗟にファイルをコートの内ポケットに閉まった。てかあれ、ポケットに入れてた銃失くしたかも…え、どこで?
誰か来た、そうは思ったものの反応が遅れる
……どうして、反応が遅れたんだろう
今までなら、しっかり反応して、この時点で話しかけられたはずなのに
なのに、なのになんで……
扉を開けたのはルカさんだったらしい
…最初に妹が共犯とは言え事件を起こして、天楽さんは家族が家族を殺してて…
それは今まで「兄」として生きてきたルカさんには辛いものなのかもしれない。共感出来る何かがあったのかもしれない
…さすがに口下手だった気がする。でも、何故かこの言葉以外、何も口から出なかった
返事に困っていると、みぞれもんと聖羅さんが図書室に来た
いくらか本を読んで、みんなでこの本はこうだ、と談笑しあう。そのひのばん、おなかがいたくてなきましたとか、そういうのを楽しんでいると、もう一人、図書室に誰かやってくる
その言葉を聞いた後、あと……あと……?

























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。