暖かくて幸せでふわふわしてる
なんて素敵な場所なんだろう
ここがどこかも分からない
だけどただ幸せだってことは確かで ’’おつかれさま’’
’’あなたは頑張ったよ’’ ’’えらいね’’ って言われている気がした。
すると目の前の雲が晴れていった
目の前には私の大好きなおばあちゃん
おばあちゃんには私の声が聞こえてないみたいで私に気づいていない
必死におばあちゃんを追いかけた
すぐそこにいるはずなのに、どれだけ手を伸ばしても届かない。
なんで、なんで…… どうしてなの?
何度も何度もおばあちゃんを呼んだ
だけど私の声が届くことはなかった
もう諦めよう、そう思った時おばあちゃんは振り返った。私は力いっぱい走った
おばあちゃん ’’あんた、誰だい’’ ’’こんなとこ来ちゃダ
メだよ’’
え…… 足が止まった。会いたくて会いたくて仕方がなかったおばあちゃんなのに。
そのままおばあちゃんはまた私に背を向けて歩き始めた
やっぱり私なんて、私なんて……
’’ヌナっ!!!’’ ’’ヌナ起きて…’’
その瞬間何かが私を引っ張った
気がつくと目の前には天井があった
そして覗き込む一つの顔
この後、ビナが先生を呼んできてくれて
’’今回は助かりましたが、また次同じことが起きた時は……’’ そう言われた
分かってる、分かってるからこそ一生懸命生きると決めたんだ
二人では少し狭いベットはビナの暖かさでいっぱいだった
ビナとこうやって話すのは何気に初めてで沢山の話をした。
’’ビナは最近食欲がなくて痩せちゃってること’’
’’本当はギターでソロ曲を作ってみたいこと’’
’’今日内緒でソヒのグミ食べちゃったこと’’
ビナが幸せそうに話しているのが私にとっても幸せだった














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!