第6話

6話 俺の為
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2025/07/04 13:00 更新
甘木 視点
天木 栗鼠
はぁ…
1人分にしては無駄にでかいベッドに座り込み大きなため息を1つ。
𝑄 何があったの?
𝐴 闇不とかいう奴に突き飛ばされて壁にぶつかったかと思いきやなんと部屋でした!以上!!
って、誰に向けて言ってんだ俺は。
天木 栗鼠
1日で色々あったなぁ、、闇不と出会ったり、目の前で人が死んだり…
天木 栗鼠
…ほんまに殺したんよな、あの子が
一瞬の出来事すぎて夢なんじゃないかと疑う。いっそ夢だったらと願う。けど手元にあるハンカチと拭き取った血の跡がそれを否定してくる。
天木 栗鼠
…シャワーでも浴びるか
僅かに血腥い服を脱ぎたいと脱衣所へ向かう。
 
 
 
 
天木 栗鼠
な、なんやこれ!?!?
脱衣所の扉に1枚の紙が乱暴に貼られている。誰かが既に来ていたのか…?いやそれよりも、
天木 栗鼠
だいぶ読みずらいけど…多分「目に気をつけろ」か…?
天木 栗鼠
どういう意味やろ、、
っどわぁ!?
天木 栗鼠
え、
今物音がした気が…いやあれは間違いなく人の声やな。耳4つあって聞き間違うはずないわ。
った…ここって誰の部屋だ?
宙乃 美薇
ったく…あのガキ絶対許さん
顔を覗かせるとベッドの辺りにびびくんがしりもちをついたような体勢で座り込んでた。
天木 栗鼠
なんやびびくんか…
 










 
 
 
 
 
 
 
 
 









天木 栗鼠
いやなんで!!!?
宙乃 美薇
俺が聞きてぇよ…
天木 栗鼠
はい??
事情を聞いたところ、自分の部屋に戻ろうとしたら何故か俺の部屋に入ったらしい。あれか?触れる壁の位置が変わると行き着く先も変わる的なことか…?つかこれじゃ侵入し放題やん!?
天木 栗鼠
ハイテクなんだか欠陥なんだかよう分からんな…
宙乃 美薇
しゃーなし今日だけここで寝るわ
天木 栗鼠
俺許可してへんねんけど!?
宙乃 美薇
なんだ地べたで寝ろってか?
天木 栗鼠
そこまでは言ってへんで??あとそれはそれで申し訳ないといいますか…
宙乃 美薇
じゃ遠慮なくベッド使うわおやすみー
天木 栗鼠
えぇ…あ、そういやびびくん_
宙乃 美薇
天木 栗鼠
…いや、やっぱええわ
宙乃 美薇
んー
 
 
 
 
緑玉 視点
予め持っていたパソコンを開きネットに繋げる。持ち物検査とか無くてよかったと思う。
緑玉 良麻
一応繋がったけど…見られてる可能性も考えないとな、、
緑玉 良麻
……
カチカチっと慣れた手つきでフォルダを開く。中にある写真を懐かしむ様に眺める。
緑玉 良麻
w、あったなぁこんなのも
どれも楽しそうで、幸せそうで、次々と拝見していると覚えのない動画が1本。尺も12秒という短い動画だった。
 
っ痛、、
ねぇ誰なの!?もう止めてよ!!
な、何する気!?来るな!!
嫌だ!!開けてっ!開けてよ!ねぇ!!
助、け…ラメリ、さ_
ブチッ
 
緑玉 良麻
…は?
緑玉 良麻
(何だよ…今の…それにあの声って…)
どこに向けたらいいのか分からない怒りの籠った拳を机に勢いよく叩きつける。何度も、何度も、机が赤く滲もうと関係なかった。
緑玉 良麻
なんで!なんでこんな…ッ
平常心を保てない。俺の中から黒い渦がどんどん溢れ出て止まらない。頭がおかしくなってしまいそうになる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
♣️
あれ?どうしたの?もしかしてお部屋気に入ってもらえなかった?
緑玉 良麻
ううん、そうじゃないんだけど
緑玉 良麻
みんなを巻き込みたくないからね
包帯を巻いた左手をそっと撫でる。闇不はそれについて何も触れなかった。
♣️
ふーん、
♣️
じゃあこのお部屋閉じちゃうねー
闇不が1つ、手を叩くとさっきまで居た部屋にはもう戻れなくなっていた。先程出てきた壁を触ってもすり抜けない。反対側の壁に触れても、特に透けたりしなかった。
♣️
君が通れなくなっただけで他の人は入れるんだってさ
♣️
全く不思議だねぇ…
闇不はこの部屋…というか、壁の仕組みに興味津々の様子。確かに不思議ではあったが、今の俺が気になるのはそこじゃない。
緑玉 良麻
ところで闇不、早速で悪いんだけど会場に案内してくれないかな
♣️
いいよ!
そろそろ始まる頃合いだしね〜
♣️
ところで1個聞きたいんだけどさ、
♣️
君は何の為に賭けるの?
緑玉 良麻
俺は……






























































緑玉 良麻
俺の為、かな

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