由姫の両隣はもう既に埋まっている。
右隣には彼氏様が座っておられ、左隣には
南様が座っておられている。
なんとなく、殺気を感じた。怖い。
私が座るところに悩んでいる間にも、
その他の男子は私を待ってくれている。
……あ、怖い……。
やっ……ぱり無理かも!?
……えー、白咲あなた、人生で1番のスピードで
走っております
後ろから南様の「 早すぎでしょ、 」っていう言葉
が聞こえた気がするけど……
気のせいだと信じよう。
ある程度離れたところまで走ってきた。
さっきは食堂に居たけど……ここは、え?
高等部まで来ちゃったんですけど……??
私こんなに足早かったっけ……?
ていうか食堂よりこっちの方が気まずい!!
悩んでいたから気づかなかったのか、
いつの間にか後ろに人が。
逃げようとするも、肩を掴まれていて
阻止される














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。