いいの?僕、全然喋れないよ?簡単にすぐに会えないし…
付き合うことに言語も距離も関係ないよ。
そう言ったにも関わらず不安そうなのは変わらない。やっぱり言葉だけでは信用性もないしだめなのか
「あなたちゃん、僕のこと好き?」
「うん好きだよ、当たり前の質問だね」
「出会った時からなんかあなたちゃんってあっさりしてるから…」
「……あっさり、してる?」
「してるよ〜!」
少し頬をぷくーっとした状態で私に何やら不満な表情を向けてくるカイウェン。あっさり、というよりカイウェンの方が愛情表現がすごくて、ちょーっと私が埋もれているだけ…
「あなたちゃんモテるじゃん」
「いやモテないって」
「いや!絶対モテてる!僕は心配なの!中国語も上手でなんだって出来て可愛いのに!遠距離で会えないうちに他の男に気が変わってたりなんてしたら!」
ギリギリ聞き取れるレベルの早口でひとりしょぼくれている。
「私そんな軽い女じゃないよ」
「僕が心配なの〜〜ああ本当に毎日会いたいよ〜」
「…カイウェンこそかっこいいからモテるじゃん。女の子にずっと囲まれてるんでしょ」
「えぇ…」
「私だって同じでカイウェンが心配なんだよ。私より可愛い子がカイウェンのこと好きでその子に猛アピールされて…とか考えるだけで嫌だよ」
「…僕は絶対あなたちゃん以外好きにならない!次会うまで毎日連絡するし電話しようね!」
話題切り替えた、、と不満が漏れそうだったがやめた。これでいい、例え思った以上に重い女って思われても構わない。あなたをこんなにも想ってる女は私だけって証明したいだけ。
本当にすぐに会えるならもっと会いたいよって気持ち、私も同じってこと少しでも分かってね













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。