無線に「1」と入力し、いつもの挨拶をする
そしたら、皆んなが「おはよう」って
返してくれる
はずなんだけど…
何回やり直しても、無線が繋がらない
不思議に思い、近くに居たつぼ浦さんに声を
かけた
すると、俺の言葉を遮るかのように
銀行強盗の通知が来た
そして、もう一度つぼ浦に聞こうとしたその時
パアンッ
と、音が辺りに響いた
どこから撃たれたか全く分からなかった
周りを見渡してみたけど、怪しい人は居ない
ひとまずつぼ浦さんの安否を確認する為、後ろを
振り返ると
つぼ浦さんはそう苦しげな声を上げ、手で
腹辺りを押さえながら倒れてしまった
"警官が倒れている 特殊刑事課 つぼ浦"
という通知が鳴る
すると、警察署の入り口辺りに居た成瀬が
こちらへ近づいてくる
成瀬が言いかけたその時
また銃弾が飛んできた
幸いにも、体に当たる事は無かったからよかった
こうして、俺達は警察署内へと急いで向かった
救助に行くか悩んでいたその時
病院の入り口に警察のような格好をした男が
1人立っていた
この街の警察とは少し違う格好だから、コスプレ
なのかな?
見た感じ怪我は負ってなさそうだけどな…
痛がってる様子も無いし…
じーっと見ていると、男と不意に目が合って
しまった
コイツ…圧がやべぇ…
一言喋っただけなのに腰抜けそうになったわ…
よつはが不思議そうに体を診ていたその時
男がポケットから刃物を取り出し、よつはに
向けて勢いよく刺そうとした
よつはと男の間に入り込み、よつはを抱きしめた
すると、腹部に痛みが押し寄せてくる
あまりにも強烈な痛みに耐えきれず、よつはを
抱きしめていた腕の力が抜け
その場に倒れ込んでしまう
よつはの声に驚いたのか、人がどんどんこっちに
集まってきた
すると、白髪の青年がピストルを取り出し
男の方へ向ける
圧混じりのその声は、病院を静寂にさせた
男は、無言のまま病院を出て行った
その後を追うかのように、彼も病院を後にした
瞼が重い…
寒気もしてきた…よつはの手があたたかい…
惜しくも、俺の記憶はそこで途絶えた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。