第19話

19 死闘
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2026/03/26 08:00 更新



  狭い空間で、銃弾が飛び交う




  相手は相当銃の扱いに優れているらしく、俺は
  全くと言っていいほど反撃できていない




  皇帝とぺいんは1人の男と外で交戦中だから




  俺、オルカ、マンゴーの中で、なんとかマンゴー
  だけが数発打てている状況だ




青井 らだお
 っどうしよ… 



  そうこうしているうちに、マンゴーの腹を銃弾が
  貫いた




  元々出血していたのもあって、マンゴーはすぐに
  気絶してしまった




 なかなかしぶとい方でしたね 

 今のうちにヘリで成瀬力二を 
 追いなさい

 了解です 



  …これで2対2か




  銃弾が数箇所掠れたせいで、さっきからずっと
  出血が止まらない…




オルカ トヴォロ
 っ今だ! 



  すると、今まで回復に専念していたオルカが
  突然動き出した




  女2人の間を抜けるように、スライディングで
  入り口側へと移動した




オルカ トヴォロ
 ほらほら〜!オルカはこっちに 
 居るぞ!

 なっ… 

 いつの間に…!? 



  オルカが2人の注意を引いているうちに、俺は
  マンゴーを抱え、エレベーター前へと来た




青井 らだお
 "オルカ、2人相手だけど 
  いける?"

オルカ トヴォロ
 "なるべく頑張ってみる…!" 



  オルカのその言葉を信じ、俺は屋上へと向かった












 ちょこまかと動きやがって…! 

伊藤 ぺいん
 "皇帝…!俺もう無理かも…っ" 



  今は、警察署の外で1人の男と戦っている




  激しい銃撃戦。どっちも譲らない厳しい戦いだ




  集中力と忍耐力、あと体力勝負だなこれ…




皇帝
 "準備できたぞ!" 

皇帝
 "このまま突っ込むから、" 
  なんとか避けてくれ!

伊藤 ぺいん
 おっけ…っ 



  その時




  足がもつれて倒れてしまった




  ここだと俺も巻き込まれると判断し、匍匐前進ほふくぜんしん
  少しでも距離を稼いだ




  だが出血も酷く、今にも意識がぶっ飛びそうな
  状態だ




伊藤 ぺいん
 こ"うてっ…… 



  行けっ…!!




  その時、1台のパトカーが勢いよく突っ込んで
  きた




  運転席には皇帝が座っている




 っな…!? 



  男は轢かれ、暫く体を動かせなくなってしまった




皇帝
 ぺいん! 

伊藤 ぺいん
 …っな、いす…! 



  皇帝はパトカーから降りて、俺を抱え少し離れた
  所まで走った




青井 らだお
 "オルカ、2人相手だけど 
  いける?"

オルカ トヴォロ
 "なるべく頑張ってみる…!" 



  らだおとオルカの声が無線から聞こえる…




  さっきマンゴーのダウン通知来てたし、2人とも
  大丈夫なのかな…




皇帝
 …よし、今だっ!! 



  皇帝は手に持っていたスイッチのようなものを
  力強く押した




  すると、さっき皇帝が乗り捨てたパトカーが
  勢いよく爆発した




  皇帝は事前にパトカーのボンネットにc4を
  貼り付け、後に爆発させる作戦だったのだ




  運良く、近くにあった謎の怪しいヘリも
  巻き込まれて爆散した




  皇帝は男を捕まえるため、警察署入り口前へと
  俺を連れて走った




皇帝
 っえ…!?2人…も居たっけ…? 



  さっき俺と交戦していた男ともう1人




  恐らくヘリに乗り込もうとしていたのだろうか、
  謎のヘリの近くでもう1人男がダウンしていた




  皇帝は男に手錠をかけるために、俺を近くに
  寝かせてくれた




  空を見上げると、警察ヘリが飛んでいるのが
  見えた




  もう意識はほとんどなく、視界も薄れている




  目を開けるので手一杯なほど、俺の体は限界を
  迎えていた




  …これ、寝ちゃマズイやつだよね。




  だが、オルカのダウン通知が来た後すぐに意識を
  失ってしまった
























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