第123話

115話「それから先の話」
6
2025/02/12 14:18 更新
一度死んで復活した後の体は、

ゾンビということになるのだろうか


なんてことを考えて、

杏里は制服に袖を通す
____________???_______________
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
ねぇせんせ、お菓子たべていいー?
 また、新しい春が来た
????
駄目だよ・・・どうしてもお腹すいたっていうなら仕方ないけど
そう呟くのは、

今年入ってきたばかりの新人教師だ
ロイ・シャルロット
ロイ・シャルロット
先生、そんなんだから教頭に「舐められちゃいけない」って言われるんですよ
????
そういっても、
これでも必死に勉強してるから
ロイ・シャルロット
ロイ・シャルロット
よくそんなんでこの名門高校の教師になれましたね、うちの5歳の妹も、さっきみたいな綴りスペル間違いはしませんよ
????
そりゃその子より、ここに来て長くないからな
その辛辣な言葉に、

男はクリーム髪を混ぜ合わせた
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
ねぇ夜蘭先生のとこ、
行ってきちゃだめ?
????
はぁ!?ダメダメ!あいつは・・・、夜蘭先生は今実習中だって
新人教師は、どうやら特別賢いその2人の対応に、

頭を悩ませているようだった
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
ふーん?会長候補のあたしらに逆らっていいんだ?
「 会長候補 」


それはこの由緒正しい学園において、

次席の生徒会長候補に上がるもの
ロイ・シャルロット
ロイ・シャルロット
はあ、どうして私たちにこんな、ぱっとしない先生がついたのかしらね
その本人である杏里も、初任なのにも関わらず、

担当教員に指名されてしまった事には疑問を感じていた


また、なぜこの二人が候補に上がったのか、

さっぱりわからない
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
ねー、ほんと「コ・ネ」!
以外に、何も考えられないけど
レインは、「コネ」の部分だけをより強調し、

男の態度を疑っているようだ
????
そういっても、ほんとにそんな感じだから俺はなんとも言えないな
しかし、男はへにゃりといつも通り笑うだけだ

すると、急に教室の扉が開く



するとそこから出てきたのは、

赤の腕章を付けたマリン・セフィナロールだ

それは幽玄ゆうげんに、立場を示している
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
杏里さん!!銀のカンパネラのチケット、取れましたよ!!
杏里
杏里
やっと取れたのか・・・!!
しかし、杏里に吉報を伝えた「現生徒会長」は、

生徒には不評のようで、煙たがられていた
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
げっ、現生徒会長!
その一声でやっと二人に気づいたのか、

マリンは少し申し訳なさそうに笑う
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
先生って呼んだ方が良かったですね
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
まだ抜けなくて、すみません
そう言ってマリンは、ふところから何かを取り出した


レイン・シャルロットは、

そのやり取りをどこか羨ましげに見つめている
杏里
杏里
そんなことないよ、チケットは何枚?
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
なんとなんと!私と、杏里さんと夜蘭さんの3枚と、友達呼んで、って予備の2枚を頂きました!
杏里は嫌な予感が背中に響き、

汗をくびに垂らす


しかし案の定、

その言葉をレインは聞き逃さなかった
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
えーっ!私行きたい!銀のカンパネラって、「帝都一」高い劇団でしょ!?
ロイ・シャルロット
ロイ・シャルロット
先生、私も連れてってください
杏里は女子生徒に胸を押し付けられ、

後ろにあとずさる
杏里
杏里
っ、Vord zark ボ ル ト ザ ー ク 
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
あーあ、バリア魔法張っちゃって
童貞くさっ
杏里
杏里
っ、童貞じゃっ!
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
こら!何してんのあんたたち!
威厳のない杏里の声とは大違いに、

ふたりはマリンの一声には、背を震わせた
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
「先生」も答えないでください!
眉が下がる



杏里ではなく先生と呼ばれてしまい、

杏里も口を閉じざるを得なかった
ロイ・シャルロット
ロイ・シャルロット
しかし、生徒会長。私たちは次期「生徒会長候補」ですよ。これも、大切な社会学習です。
ロイの怯えながらも強い芯のうかがえる眼力に、

マリンはやれやれと目を泳がせ


ふらりと、杏里に目配せをした
杏里
杏里
わかりましたよ。チケット上げてください、俺は夜蘭に渡してくる
マリン・セフィナロール
マリン・セフィナロール
わかりました!たしか夜蘭先生は、
マリンが途中まで言いかけたところで、

杏里は静かに微笑む
杏里
杏里
君たちも行こう、先生の実習みたいんだろ
ロイ・シャルロット
ロイ・シャルロット
いいんですか!?
杏里
杏里
意欲は本物みたいだしね。
俺の気が変わらないうちに。
しかし、レインは「実習」と聞き、

退屈そうに目を伏せる
杏里
杏里
・・・仲良くなれるかも知んないぞ?
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
っはぁ!?余計なお世話だし!
杏里
杏里
じゃあ行かない?
レイン・シャルロット
レイン・シャルロット
・・・行く!!
そうして、なぜかマリンを加えた四人は、

授業中の夜蘭を尋ねるのだった

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