※💛さんの年末のブログなどを参照
💖「けんとけんとけんとぉ……!」
道は長に擦り寄り、長もまんざらでもない感じで胸に頭をぐりぐりしてくる道の頭を撫でる。
💛「みっちーもうじゃあ呼んだらええやんか!」
💖「いやや。」
💛「まぁ、そんなら別にええんやけど。」
💖「でも、謙杜が駿佑って呼んでくれたら、呼ぶ。」
💛「いやいやいや……!いきなり駿佑!なんて呼んだら、いくら、みちなが推しの皆さんでもびっくりしすぎるやろ!!」
💖「まぁ、そうやろな。」
💛「ええよ。俺は俺だけにいきなりデレてくれるみっちー好きやし。みっちーだけ俺のこと長尾って呼ぶんもなんやかんや気に入っとるし。」
💖「ほんまか?」
道は長の腹部にぎゅっと抱きつく。
💛「まぁ、あの、みっちー……言いにくいんやけど……」
💙「みっちー、ここ楽屋やかんな?!
まぁ、俺はええとしても、みんな引いとるで。」
と丈が見かねて声をかける。
❤️「最近は距離が近いんも言っちゃってるから、まぁ道長も定着して俺は嬉しいけどな。想像を超えるみっちーのデレまでは想像してへんかったわ…
すごいな。」
大吾はびっくりしている。
──────
事務所での空き時間
💛「みっちー?」
眠たそうにしている道に長が声をかけると、すぐに目線は長を捉えるように振り向く。
💛「わぁ、めっちゃええ感じに撮れたわぁ。」
💖「載せるやつ?」
💛「あかん?」
💖「いやええけどべつに。けどなんやみんなのこと撮ってたやん。」
💛「みんな載せるで。俺は平等やから。」
💖「なんやねんその言い方。」
💛「みっちーは俺の写真、全然載せへんよね。」
💖「……それは、載せたないっていうか……
俺だけのもんやから……」
💛「ふぅん……まぁ、ええけど。」
と長は赤面しながら、ブログをぽちぽち作成していた。
──────
その後、ブログがアップされると、道が
💖「俺こんな顔してたん?!」と長に詰め寄る。
💛「かわええやろ?俺のことみるみっちーってほんま可愛ええの。」
💖「こんなん載せても謙杜は平気なんや。」
💛「俺の彼氏かっこええしかわええから自慢してんの。」
💖「デュッ、しかもこのタグ……」
💛「あ、気づいた?」
💖「じゃあ、ちゃんと呼んで?」
💛「しゅーん?」
💖「ちゃんと。」
💛「しゅんすけ。」
💖「でゅふ。……でもバレるかな。」
💛「そーやなぁ。勘のいいなにふぁむにはバレちゃうかもしれへんねぇ。」
💖「そんときはもう開き直って名前で呼び合おうな?」
💛「道枝担から過激なお便り来そうやからイヤや。」
💖「俺は長尾担にはちゃんとわかってもらいたい。」
💛「無理やろ。」
💖「じゃあ一生秘密の恋しよな?」
長はあまりにデレる道に絶句し赤面する。
💛「あかんよ!もう、そんなん言わんといて!」
💖「可愛い、照れてる謙杜。」
💛「もう見んといて!」
💖「見るよ。見るに決まっとるやん。俺しか見れない特別な謙杜やもん。」
道は長をベッドに追いやり、顔を隠す手をよけて、
キスを降らせる。
💖「あぁ、やっぱ我慢できひんかも。」
💛「明日もずっと一緒やから、我慢してや。」
💖「先輩方にも会うし、心配やからマーキングしとく。」
💛「イヤや。みえるとこにつけんといてよ。」
道はするりと長の太ももの内側へ手を這わせる。
💖「ここならええ?」
と道は言ってすぐに深いキスをするから、長は答えられないまま、そのキスに溺れていく。
💛(まぁ、ご機嫌にはなるかなって思ってたけど、我慢できんくなるほどやとは思えへんかったわ……)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。