第6話

出会い
83
2023/11/05 14:09






それからの少女は、さらに能力を開花させていった






寒椿 龗月 幼少期
(きょうはナニ作ろうかな…)
寒椿 龗月 幼少期
…さくら






少女は、春が好きだった。




冬の能力に恵まれた彼女には、春の気温が



とても非日常的で、心地よかった。





        ポワァ






寒椿 龗月 幼少期
(よし、うまく作れた!)


「とっても綺麗だね」





寒椿 龗月 幼少期
…だれ?
寒月凍蝶 幼少期
俺は寒月凍蝶
寒月凍蝶 幼少期
それは桜か?…氷出できているのか、






少年の家系は代々、代行者の護衛官として


代行者のそばに置かれてきた存在だ。






学び舎というものに通っていなかった少女には



同世代の友達はいなかった。




凍蝶九歳、龗月五歳


2人は直ぐに仲良くなった。
























その数ヶ月後、龗月の弟である



寒椿 狼星が生誕した。







寒月凍蝶 幼少期
…狼星の髪は、白銀では無いな
寒椿 龗月 幼少期
ね、


『やはり、お嬢様が特別なだけです!』




「凍蝶、龗月様はいずれお前の主となるお方だ

くれぐれも、失礼のないように。」






狼星が生まれたあと、少女への周りからの期待は


さらに大きなものとなっていった

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