いざ彼の家の前に着くと緊張する
いや、緊張以上、今にも身体がはち切れそうなくらい、
深呼吸して落ち着いてみるも、ドキドキしすぎてる
こんなに緊張したのはいつぶりだろうか
翔也との初デート前もはち切れそうなくらい緊張したな
そう考えると何だか思い出にひたれて軽くなった気がした
大丈夫、祥生が保証してくれたし、汐恩もついてる、
私は翔也の部屋番号を入力し呼出ボタンを押した
意外と普通な彼に驚きつつも
開けてくれたドアを通って11階までのエレベーターに乗り込む
自然に誘う、、自然に、自然に?
あれ、自然ってなに、?自然、、?
しようって言うのはどストレート?
ベッド行こう?もストレート?
したくなっちゃった、いやこれは流石に淫乱すぎ?
あーもう、!!そのままの流れに任せよう
彼の家の前に立ち又インターホンを鳴らす
控えめに開いたドアからひょこっと彼が顔を覗かせた
そのまま家の中に入りソファに座る
何も気にせず、まずは普通に接するのよ、そう普通に、
結果全敗
ソファに座った彼の隣に私も座って距離を詰める
これはもう誘う誘わないの前に好きが溢れました
何だか嬉しかったんだもんね
だから抱きついてやったぜ
そのまま恋愛映画を見て
あわよくばそういうシーンがあったら嬉しいと思って
結果ガッツリシーンが出た訳じゃないけど
そういう表現は何回か出てきて
朝ベッドで裸だったりね
いい感じの流れはきてるはず、
多分今しかない、行動に移すなら今だ
翔也の手を握って立ち上がる
買いに行けて、準備は整ったんだけど
こっからどう行動するの、?
私から行動するのが1番いいよね?
私を抱き上げて運んでくれて
ベッドに降ろされて直ぐに彼の首に手を回して
唇を重ねてみる
この前の積極的なスイッチが入ってくれたら嬉しいんだけどな、
煽りに煽ってみようという作戦
そう言った瞬間急に押し倒されましたよ私
又これはこの前とは違う感じできたな
ドキドキするもん、かっこいい
そのままキスされてどんどん深くなってく
祥生の言ってたのってこれか、酸欠になりそう
頭がグラグラする、
それよりも、部屋に反響してる音が、、ドキドキするんですけど、
え、深いキスでここまで声出るもの、?
この状況で可愛いって言われてなのか背中がぞくってして
胸がドキドキして
翔也が口を離すと糸が2人の間をひく
それがまた視界を刺激するんだ
翔也は私の両腕を片手で抑えて上にあげる
もう片方の手は私のカーディガンへと伸びてめくられる
カーディガンをめくればロンTをもめくり出す
ロンTの下は下着だし黒色の下着が顔を出す
これこの先大丈夫かな
不安しかないです、木全さん、(笑
𝐧𝐞𝐱𝐭…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。