ということで焼肉に来てみました〜。
はい学園ハンサム〜。
脳内でこんなこと考えるのやばいわ、職業病。
何食べようかな。キヨは顔出してるから個室のところがいいよね...。
う〜ん、焼肉、個室...。
私あんまお店に詳しくないんだよなぁ。
ここはキヨに任せるか...でもなぁ、いつもキヨに頼りっきりだし...。
意地でも捻り出さないとぉ...。
う〜ん......。
日頃から調べとけばよかったなぁ...。
考えれば考えるほど頭がぐるぐるしてくるああ〜。
考えていたせいか、よく前を見て歩いていなかった。
知らない人と肩がぶつかってしまった。
私の声を聞いたことがあるのかな?
え知り合い?
いや、キヨ以外の知り合いはあまり、というか居ない。家族以外。
えじゃあ誰?
もしかして.....動画観てくれてる人?
おっと〜そうなれば私が高校生ということがバレてしまう〜、非常に宜しくない。
レトさんて、あの?
レトルト...さん?
本物.....だ。
もう私死んでもいいかも。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。