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第13話

最終話 真実
120
2025/02/18 08:00 更新
毛利蘭
かっ、カッター…?
船木菜結
そうでーす!
毛利蘭
まさか、カッターキャー…?
六戸李佳
意外と鋭いんじゃん!
野々村百合子
じゃ、やっちゃう?
毛利蘭
っ、
此処でまたスタートに戻るの?
私は一生報われないまま?
やっと元通りになれそうだったのに、
私はずっとこの人達にやられっぱなしなの…?
野々村百合子
えい!
どうしていつもこうなんだろう。
虐められる訳も知らないまま。
また、痛いって、
船木菜結
っ、深いってぇ、
野々村百合子
ごめぇーん!
痛い。
どうして痛いの…?
実際は痛くない筈なのに、
痛いのは私じゃないのに、
毛利蘭
っ、
鈴木園子
そこまでよっ!!
野々村百合子
!?
毛利蘭
その…こ?
鈴木園子
蘭!大丈夫?
貴方が駆け寄る。
毛利蘭
私は大丈夫私を助けて
そう答える。
見た目だけの嘘。
大丈夫なんかじゃないのに。
鈴木園子
なら良かった。
野々村百合子
アンタ、まさか裏切ったの!?
船木菜結
最低、
六戸李佳
雑魚が寄ってたかって友達ごっこ?(笑)
六戸李佳
アホにも度があるっての、
鈴木園子
アホなのは貴方達の方よ!
田原嘉乃
はぁ?
鈴木園子
そもそも気付かなかった訳?
彼女が笑う。
鈴木園子
私は元から蘭の仲間だって事を!
毛利蘭
園子…
嬉しかった。
1人じゃないなんて、
私は幸せだったんじゃん、
田原嘉乃
もういいよ
田原嘉乃
やっちゃえ、
灰原哀
待ちなさい!!
田原嘉乃
今度は誰…
江戸川コナン
蘭ねぇちゃん!
毛利蘭
コナン君!?
毛利蘭
それに哀ちゃん、
毛利蘭
どうして…?
彼らは小学生だろうに、
江戸川コナン
僕、聞いちゃったんだ!
江戸川コナン
そのお姉ぇさんが蘭ねぇちゃんの事
江戸川コナン
虐めてやるって言ってたの!
灰原哀
世良さんからの盗み聞きで…
江戸川コナン
ウルセェ…
田原嘉乃
っち、
田原嘉乃
子供はうざったいから嫌いだね…
田原嘉乃
また次に…
彼女達が走り去ろうとした後ろ姿に、
無意識な私は蹴りを入れてしまった。
毛利蘭
せい!!
田原嘉乃
っ!?
毛利蘭
次なんてありません!
毛利蘭
これは貴方の負け試合よ!
そう叫んだ。
そうしたらなんだか解放された気分になった。
延々と負けの試合をさせられていた苦痛から、
逆転勝利をした様な、
清々しい気持ちに…
田原嘉乃
くっ、そ、
田原嘉乃
羨ましかったのよ!
罪を暴かれた犯罪者の様に語り始める。
田原嘉乃
どんな奴とも仲良く出来るアンタが!
田原嘉乃
羨ましかったの!!
灰原哀
バカらしいわ。
泣きぐしゃった顔で語る彼女に辛辣な言葉をかける。
灰原哀
そんな事で人を虐めていいなんて、
灰原哀
バカげた思考、
灰原哀
そんな人間が居ていいとでも?
スラスラと言葉を述べる。
まるで自身の姿が偽りの様に、
灰原哀
とっとと出頭して改心してくることね。
言葉を吐き出し終えると、
彼女はすぐに振り返り、帰路に着く。
灰原哀
さ、江戸川君。
灰原哀
いきましょ、
江戸川コナン
え?もう言っちまうのか?
灰原哀
これ以上、
灰原哀
面倒事に巻き込まれるのはごめんだわ…
江戸川コナン
そうか、
そんな事、思ってもない癖に。
本当は助けたい一心だった癖に、
でも、
江戸川コナン
これがアイツなりの
優しさか。
毛利蘭
待って!
毛利蘭
哀ちゃん!
すっかり元気を取り戻した様な貴方が呼ぶ。
灰原哀
何?
素っ気なく、
目も合わせずに。
涙で滲んだ貴方を見たくないから。
毛利蘭
ありがとう。
灰原哀
え…?
自分の瞳から垂れた雫を忘れ振り返る。
毛利蘭
哀ちゃんのお陰だよ?
毛利蘭
私がこの勝負に勝てたのは。
灰原哀
お姉…ちゃん…
毛利蘭
え?
甘えてもいい?
灰原哀
助けになれて良かったわ…
今だけ。
こんな所でする事じゃない。
そんなのは私が一番わかってる。
でも、涙が溢れて止まらない今。
甘えさせて?
お姉ちゃん蘭さん







忘却の追憶(ラブミステリー) end

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