第2話

(✍)両片思い
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2019/08/15 04:52 更新
ピロン





LINEの通知音がしんとした部屋の中に響き渡る。


どーせそらからなんだろーな、なんて思いながら

スマホの画面に目を向けると そこには " エイジ " という文字が。



不覚にもとくんと心臓が波を打つ。



いつからだっけな、こんなにエイジにドキドキするようになったの。

と、軽く懐い返しながら慣れた手つきでロックを解除して、

緑色の吹き出しのアイコンをタップする。


既読を付けないようにエイジとのトーク画面を見ると、
︎︎
今暇?
という言葉だけがかかれてあった。

あんまり早く既読を付けるのもあれなので、

少し時間を置いてから
︎︎
今日は空いてるよ
とだけいれておいた。

こんな素っ気ない返事で大丈夫だったかな、とか思い悩んでる中

私が待っていた返信は結構早くきた。
︎︎
ならアバハウスおいで
︎︎
りょーかい
1つ返事でOKしてしまったものの、彼とは久しぶりに会うというのもあり、

いくら幼馴染であっても、やっぱり緊張はしてしまうもので。
どの服がいいかな、いつもと同じメイクでいいかな、などと

悩みに悩んだ挙句、張り切ってると思われたくないので

結局いつもと同じような雰囲気の格好で行くことにした。


──


大丈夫、いつも通り。

そう自分に言い聞かせてマンションのインターフォンを押す。


と、思っていたよりも早くオートロックが開く。


部屋の前に着き、1度呼吸を整えてからドアノブに手をかけた。



『 お邪魔します··· 』

聞こえるか聞こえないかくらいの声で放ったその言葉は、

あっという間に静けさの中に吸い込まれてしまった。



あれ、みんないないのかな?

あ、分かった。ドッキリでしょ‪笑



緊張と、冗談と、そしてちょっぴり不安の混ざった複雑な感情で

リビングのドアを開ける。


と、そこには

「 あ、あなた。久しぶり 」

もうとっくに見慣れてしまった赤髪の姿がひとつ。



あれ、みんなは???

もしかして、ふたりっきり???

てか、なんのためによびだしたの???



聞きたい事は山ほどあるが、平常心を保って。



『 久しぶりだね、エイジ。 』


「 うん 」



そして聞きたいことの1つ目。



『 急に呼び出して、どうかしたの?笑 』


「 いや、あのさ 」

「 いやだったら断って欲しいんだけど 」









「 ディズニー行かない?2人で 」

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