第13話

🗡️11
330
2025/11/22 17:19 更新




あなた side




最終選別を終えた翌朝。

私は、報告のために産屋敷邸へ向かっていた。

表向きは「最終選別で生き残った新隊士」。

階級は癸。

しかし、その実、お館様直轄のとしての極秘任務を負っている。

その二つの顔を持つ少女の存在を、知る者は産屋敷耀哉ただ一人だった。




邸内で出会ったのは、偶然そこに居合わせた風柱・不死川実弥。

鋭い眼光が、癸の制服を着た私を上から下まで値踏みする。

不死川実弥
なんだァ、新入りか?
癸がこんなとこに何の用だ


私は一礼するでもなく、淡々と答える。

あなた
伝令任務の途中です。
通行許可は取っています。


その冷ややかな口調に、風柱の眉がひくついた。

不死川実弥
…口の利き方が癸らしくねぇな
あなた
癸らしさ・・・・という定義があるなら、教えてください。
次からは少しらしく・・・します。


少し毒を含む、煽るような言葉。

だが声音は静かで、氷のように冷たく。

すると、風柱が舌打ちし、一歩近づいてきた。

不死川実弥
新入りのくせに生意気言いやがって
あなた
事実を言っただけです。
あなたは強いのかもしれませんが、空気が読めませんね。


風柱の気配が一瞬で鋭くなった。

だが私は眉一つ動かさず、その眼差しで真正面から睨み返した。

その瞬間、襖の奥から声が響いた。

柔らかく、それでいて揺るぎない声音。

産屋敷耀哉
よい、実弥。
その子はとして、私の使いだ


お館様の声だった。

さすがの風柱も慌てて頭を下げる。

私も静かに頭を下げ、部屋の奥へ進んだ。



















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