第42話

残された者の運命
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2025/09/14 10:11 更新
(テディseid)
テディ
俺は、アイツらを目の前で殺されてから
毎晩、夢を見る
アイツらが、俺に指をさして『何で助けてくれなかったんだ』『助けるって言ったのに、酷い!』『俺らの代わりに死ね!』
そう俺に言い続け、そこで毎回目が覚める
テディ
もう…終わりにしてもいい、よな?
俺は、無意識のうちに崖に来ていた
ここは、俺とアイツらが記念写真を撮った思い出の崖
『俺が副隊長になった記念に』って
俺の周りを囲んで撮った…あの写真
テディ
…お前らの代わりになれなくて、ごめんな
テディ
今、そっちに…
俺は、足を一歩前へ出した
_その時
ガサガサッ!
テディ
っ?!
河上舞
ゼェ…ゼェッ!っゲホッゲホ!
テディ
あ、あなた…どうしてここに?
後ろを振り返ると、そこには悪魔執事の主が


(ここからは舞seid)
河上舞
やっぱり、ここに居た…
河上舞
そんな事、今すぐにやめて!
テディ
っ…なんで、止めるんですか?
テディ
あなたには関係の無い話でしょう?
河上舞
関係ある、だから
テディ
"止めろ"って、そう言いたいんですね?
テディ
じゃあ、あなたに俺の苦しみが分かるって言うんですか?!
河上舞
っ…
テディ
仲間の兵を救えることができず!
テディ
目の前で殺され!
テディ
悪夢にうなされる日々を過ごし!
河上舞
テディ
この苦しみが…あなたに、分かるって言うんですか?!
テディは、大粒の涙を零しながら
濁ったような目を私に向けてそう言い放つ
テディ
あなたみたいな…
テディ
失敗も、失った時の絶望も知らないような人に!!
河上舞
ピキッ
その言葉に
舞のナカの何かがプツンッ…と切れたような気がした
河上舞
ッ…ざけんな…
テディ
はぁ?
河上舞
ふざけんなっ!!
テディ
ビクッ!
河上舞
私が、"失った絶望"を知らない?
河上舞
バカにしないで!!
河上舞
失敗だって…何度も経験したし
河上舞
私は…5人いる同期のうち、4人を短期間で失った!
テディ
え…?
河上舞
その時…失った悲しみや絶望から
河上舞
どれだけ死のうと思ったか!
河上舞
行動に移したかッ!!グイッ
テディ
っ!その傷は…
舞は、シャツを勢いよく脱ぎ
右肩からその二の腕にかけて残った切り傷を見せる
河上舞
これは…私自らの手でやった物よ
テディ
河上舞
"私が死ねばよかった"、"なぜ私じゃないの?"
河上舞
そんな疑問、何度も何度も…数え切れないほど頭に浮かんだ
河上舞
呼吸をするのでさえ苦しかった!!
河上舞
けど、残った1人の同期に1発殴られて言われたの…
降谷零
『お前が自殺したところで、アイツらは帰ってこない』
降谷零
『それに、アイツらはお前のせいで死んだなんて思うわけが無い』
降谷零
『きっと、今でも…これからも、できる限り長生きして欲しい』
降谷零
『そう思っているに違いない』
河上舞
…ってね
テディ
けど、俺…
テディ
どうすれば!
河上舞
…提案があるわ
テディ
え?
河上舞
…悪魔執事に、ならない?

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