第2話

2. 復讐の準備と、出会い
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2023/07/08 22:51 更新
カイくん
カイくん
じゃあまずは…佐藤の人間関係から調べるか。
恐らく、佐藤を殺した奴は何かしら佐藤に恨みがあったのだろう
カイくん
カイくん
ついでに、何かしらの情報があれば…
言ってなかったが、俺と佐藤は同じ学校に通っている高校生だ
だから、佐藤と関わりの深い奴から調べていった方が良いと俺は考えた
そして俺は学校で手当り次第に聞き込みをしていった
その結果いくつか情報は手に入った
1つ目は、佐藤は少し前から嫌がらせを受けていたこと
2つ目は、性格が良く顔も良い佐藤のことを恨んでいる人がたくさんいること
3つ目は、最近この辺では包丁を持った奴がフラフラしていたこと
どの情報も俺が知らないことばかりだった
カイくん
カイくん
てか、佐藤嫌がらせ受けてたのになんで相談してくれなかったんだよ…
そもそも俺がもっと佐藤のことを気にしていたら、こんなことにはならなかったかもしれない
俺が佐藤を助けられていたら、今頃二人で幸せに笑っていられたのか?
カイくん
カイくん
いや、今は考えないでおくか…
カイくん
カイくん
それよりも、ある程度怪しい奴は絞り込めたな。
※推しが悪役になる可能性がございますので、ご了承ください。
カイくん
カイくん
あ、そろそろ帰らないとな…
こんな感じで俺の一日は主に復讐の準備で終わる
そんな日々が淡々と過ぎて行き、佐藤が死んでしまってから数年がたった頃
俺は大学も卒業し一人の社会人となっている
カイくん
カイくん
…今日は特に情報無しか。
ある日の帰り道になぜか道の隅で小さな男の子がうずくまって泣いていた
あおい
あおい
うぅ…お腹空いた…
カイくん
カイくん
おい。こんなところで何してんだよ。
あおい
あおい
あ、えと、気づいたらここにいて…帰る場所もないので…
カイくん
カイくん
(さすがにこんな小さい男の子を置いてくわけにはいかないよな…)
カイくん
カイくん
はぁ…あんたが良ければ俺の家に来ても良いけど?
あおい
あおい
良いんですか!?
カイくん
カイくん
そうって言ってるだろ。
あおい
あおい
ありがとうございます!※満面の笑み
カイくん
カイくん
ッ!?
その笑みを見た瞬間に鳥肌がたった
なぜなら、その笑みは佐藤にそっくりだったからだ
あおい
あおい
どうしました?
カイくん
カイくん
いや、大丈夫だ。じゃ行くぞ。
あおい
あおい
はい!
俺はこの時思いもしなかった
この出会いが俺の末路を大きく変えることになるということを
佐藤くんside
あおい
あおい
ん…?
なぜか僕は死んでしまったはずなのに路地裏で寝ていた
あおい
あおい
え!?どういうこと!?
とっさに辺りを見回すと、たまたま落ちていた鏡のかけらが視界に入った
あおい
あおい
え…これ、僕なの?
そう、その鏡のかけらに映っていたのは僕の顔と似ているけど違う男の子の顔だった
あおい
あおい
生まれ変わったってこと?でもなんでこんなところにいるんだろ?
あおい
あおい
ここに居たってどうしようもないし、ちょっと移動してみよう!
しばらく歩き回っていると電柱に貼られた何かのポスターが目に入った
あおい
あおい
なんでこんな何年も時間が経ってるの!?
僕が記憶にある年からだいぶ時間が経っていた
あおい
あおい
いっぱい歩いたから、お腹空いたな…
と言ってもお金も持っていないのでもちろんご飯なんて買えない
そんな感じで何日か経って僕は空腹と疲労で動けなくなっていた
あおい
あおい
うぅ…お腹空いた…
カイくん
カイくん
おい。こんなところで何してんだよ。
僕は聞きなれた声に思わず声が出そうになってしまった
あおい
あおい
(カイくんだ!まあ、でもここは適当に受け答えしとこ)
色々事情説明などのことを話したら、カイくんは案の定
カイくん
カイくん
はぁ…あんたが良ければ俺の家に来ても良いけど?
あおい
あおい
良いんですか!?
みたいな感じで同居することになって、カイくんの家に向かう途中
カイくん
カイくん
そういえば、あんた名前は?
あおい
あおい
(やば…考えてなかった…適当に言えば何とかなるかな?)
あおい
あおい
えっと…あおいです!
カイくん
カイくん
ふーん…俺はカイ、よろしく
あおい
あおい
よろしくお願いします!
この時僕は知らなかった
まさかカイくんがあんなことになっていたなんて

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