恐らく、佐藤を殺した奴は何かしら佐藤に恨みがあったのだろう
言ってなかったが、俺と佐藤は同じ学校に通っている高校生だ
だから、佐藤と関わりの深い奴から調べていった方が良いと俺は考えた
そして俺は学校で手当り次第に聞き込みをしていった
その結果いくつか情報は手に入った
1つ目は、佐藤は少し前から嫌がらせを受けていたこと
2つ目は、性格が良く顔も良い佐藤のことを恨んでいる人がたくさんいること
3つ目は、最近この辺では包丁を持った奴がフラフラしていたこと
どの情報も俺が知らないことばかりだった
そもそも俺がもっと佐藤のことを気にしていたら、こんなことにはならなかったかもしれない
俺が佐藤を助けられていたら、今頃二人で幸せに笑っていられたのか?
※推しが悪役になる可能性がございますので、ご了承ください。
こんな感じで俺の一日は主に復讐の準備で終わる
そんな日々が淡々と過ぎて行き、佐藤が死んでしまってから数年がたった頃
俺は大学も卒業し一人の社会人となっている
ある日の帰り道になぜか道の隅で小さな男の子がうずくまって泣いていた
その笑みを見た瞬間に鳥肌がたった
なぜなら、その笑みは佐藤にそっくりだったからだ
俺はこの時思いもしなかった
この出会いが俺の末路を大きく変えることになるということを
佐藤くんside
なぜか僕は死んでしまったはずなのに路地裏で寝ていた
とっさに辺りを見回すと、たまたま落ちていた鏡のかけらが視界に入った
そう、その鏡のかけらに映っていたのは僕の顔と似ているけど違う男の子の顔だった
しばらく歩き回っていると電柱に貼られた何かのポスターが目に入った
僕が記憶にある年からだいぶ時間が経っていた
と言ってもお金も持っていないのでもちろんご飯なんて買えない
そんな感じで何日か経って僕は空腹と疲労で動けなくなっていた
僕は聞きなれた声に思わず声が出そうになってしまった
色々事情説明などのことを話したら、カイくんは案の定
みたいな感じで同居することになって、カイくんの家に向かう途中
この時僕は知らなかった
まさかカイくんがあんなことになっていたなんて
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。