下野side
モミジが亡くなって、1週間が経った
そして、あなたちゃんが部屋に隠ってから1週間になる
時間の流れは早い……
いつもなら、このメンツで安心しない訳ない
けど、今回は違う気がした…
だけど、何とかしたいって思ったら居てもたっても居られなくなった
俺は、花江くん達を連れて、家に向かった
家にて
着いたけど、何を言えばいい?
また傷つけたら?
花澤さんを先頭に、次々に中に入った
俺は、問題有りだよ
なんて言えばいいのか、まだ分からない
けど、このままじゃダメだ
今のままだとあなたちゃんと一生話せない気がするから
俺達は、二階に上がった
梶さんがそう言い、俺達全員頷く
梶さんがそれを確認したらドアをノックした
返答は無い……
ホントに居るのかな?
声!今した…よね?
ドアの向こうからは、虚ろな声がする
皆、心配してるから言葉が出る
ドアの向こうから、そう叫ぶあなたちゃん
俺達は、その声を聞いて何を言えばいいのか分からなかった
ただ1人を除いて…
そっか…花江くんも両親亡くしてる
誰かをうしなってるんだ…
花江くんはそう言うと、ドアから離れた
花江くんが言い終わると、部屋からすすり泣く声がした
花江くんは、凄いな
俺は、何もできなかった
ただ花江くんの言葉を聞くだけだった
ただ、そう思うしか出来なかった
明日、あなたちゃんが部屋から出ることを願って
俺達は、眠りに就いた
下野side
END











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。