東側の窓を見て目の前に入ってきたのは
蓮妃の肩がぴくっと動くのがわかる
蓮妃はわんわんと目の前で泣き出してしまった
本来なら柔らかく綺麗でお淑やかな蓮妃だ
蓮の花のように
けれどあの東門は…
そしていま、事件の全貌を明らかにする
目の前にいる玉葉様にも事件の詳細を話したあと、私はこほんと咳払いをして解説を始めた
張り詰めた空気になんの驚きもなく発言をした
ついに言う時が来てしまった
まあいいんだけど
きょとんとした2人を置いていくようにそのまま話続けた
それだけ言うと、玉葉妃がとたんに大笑いをしだした
愛おしそうに、私を見つめながら
苦笑いしつつも、壬氏様は私を見て警戒心が溶けたようにふっと微笑んできた
やっぱり好きな人に似ている人は憎めないのか
あんまり猫猫と似てるって言われても嬉しいような嬉しくないような…曖昧な気持ちはあるけど
とりあえずこのふたりに敵対されなくて良かった
やはり玉葉妃は明るく穏やかでありながら本当に抜け目がない
私の天文の知識もしっかり手に入れようとしている
翡翠宮を出ると壬氏様も着いてきた
猫っ気のある薬屋が好きなとある宦官と
2人の恋を全力で応援したい天文屋の利害は一致
まだ出会って1日2日でも既に打ち解けてるふたり
友達としての相性は、むしろ壬氏様とあなたの名前(漢字表記)の方が抜群だとか
🌱











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。