第7話

6.幽霊騒ぎと恋話
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2026/06/23 07:45 更新


東側の窓を見て目の前に入ってきたのは
あなた
…東門の外壁ですか?

蓮妃の肩がぴくっと動くのがわかる
蓮妃
そこに…出るのよ…
蓮妃
白く浮かんだ幽霊がっ…!


蓮妃はわんわんと目の前で泣き出してしまった
蓮妃
何十分もいるのよ…ずっとずっと…
蓮妃
ただ時間が過ぎるのを待って振り返ればもう居なくなっているの…
蓮妃
もう私は長いこと寝れていないわ…


本来なら柔らかく綺麗でお淑やかな蓮妃だ


はすの花のように

けれどあの東門は…
あなた
蓮様。原因が分かりました・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・
壬氏
もうわかったのか?
あなた
はい。幽霊でもなんでもありません
あなた
心当たりのある方・  ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・がいるので、注意しておきます
蓮妃
…え?あ、ありがとう…
壬氏
一体、どういうことだ?


そしていま、事件の全貌ぜんぼうを明らかにする


目の前にいる玉葉様にも事件の詳細を話したあと、私はこほんと咳払いをして解説を始めた
 
あなた
その幽霊事件は、とある人が外壁に立っていただけなんです




壬氏
そのとある人って、誰なんだ?

張り詰めた空気になんの驚きもなく発言をした



あなた
私です






壬氏
はっ?
玉葉妃
あら、一体どういうことなの?

ついに言う時が来てしまった

まあいいんだけど
あなた
私は天文学に精通しています。毎夜東門に登って天体を観測していました
あなた
天体を観測すると、季節の変わり目や数日後の天気や気温を予測することができます


きょとんとした2人を置いていくようにそのまま話続けた
あなた
白い布で身を隠していたんですが、逆にそれで驚かせてしまったみたいです
あなた
もう東門に登るのはやめようと思います


それだけ言うと、玉葉妃がとたんに大笑いをしだした

愛おしそうに、私を見つめながら
玉葉妃
本当に貴方は猫猫そっくりね
そうやって判断するところも、自分の行動でちょっと相手を困らせちゃうことがあるのも
あなた
あの暴走しがちな薬師とはだいぶかけ離れていると思いますよ
壬氏
そういう所が妙にそっくりだな


苦笑いしつつも、壬氏様は私を見て警戒心が溶けたようにふっと微笑んできた


やっぱり好きな人に似ている人は憎めないのか

あんまり猫猫と似てるって言われても嬉しいような嬉しくないような…曖昧あいまいな気持ちはあるけど


とりあえずこのふたりに敵対されなくて良かった
あなた
迷惑をかけてしまいすみません。今後は人の居ない北側の外壁に登ります
壬氏
そういう問題じゃないんだが…
玉葉妃
ふふ、いいんじゃない?貴方が気に入っている子猫にそっくりじゃない。
玉葉妃
それに、天候がわかるなんてとても頼もしいと思うのよ


やはり玉葉妃は明るく穏やかでありながら本当に抜け目がない


私の天文の知識もしっかり手に入れようとしている

翡翠宮を出ると壬氏様も着いてきた
壬氏
おい、天文屋
あなた
(天文屋…?)
壬氏
…北側に、観測ができるような小屋を作ってやる
あなた
…!
あなた
ありがとうございます!
あなた
壬氏様。お礼と言ってはなんですが、猫猫の好きなタイプとか聞いてきましょうか
壬氏
っ本当か!?



猫っ気のある薬屋が好きなとある宦官と

2人の恋を全力で応援したい天文屋の利害は一致
 


あなた
猫猫は絶対ツンデレなんですよ。押して押して押して押しまくってから引くんです
壬氏
じゃあ、これをしたら喜ぶと思うか?





まだ出会って1日2日でも既に打ち解けてるふたり


友達としての相性は、むしろ壬氏様とあなたの名前(漢字表記)の方が抜群だとか



猫猫
はっくしゅんっ…
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