第3話

チャプター ③
152
2024/06/05 04:32
ウツホ
ウツホ
な、なんでフウカがココに居るんじゃ!?
フウカ
フウカ
そいつはこっちが聞きたいわ!
ヒメ
ヒメ
まぁまぁお前ら、少しは落ち着けねぇのか?
3号(アミ)
3号(アミ)
あの、フウカさんは何故ここに?
フウカ
フウカ
んー………それはわからんなぁ……、
けど、ここに来た後の話なら存分にあるで!





そしてフウカは全てを打ち明けた。
フウカ
フウカ
な、何やここは……!?




フウカが目の当たりにしたのは、見たこともない真っ白な世界だった。
夢かと思ったフウカは即座に自分の頬を抓った。
しかしその時に感じたのはズキッとした痛み。
やはりここは夢の中では無い。
そう自覚したフウカであった。

フウカ
フウカ
…………ここは、ハイカラスクエア…なんか?
フウカ
フウカ
似てる様で若干ちゃうような気がするなぁ………




そしてフウカはある事に気がついた。
目の前の秩序の塔から人の声がする事に。
フウカは即座に立ち上がり、
トライストリンガーをしっかりと持ち、秩序の塔の入り口へと進んでいった。



フウカ
フウカ
……………
フウカ
フウカ
……!!何や!?突然開いたぞこの扉!


フウカが驚いたのは、
入り口に近づいた時にひとりでに開いた透明のドアだった。

バンカラ街でも珍しくない自動ドアだが、
だいぶ年季が経っていたため、開かないと思っていたのだろう。




フウカ
フウカ
………ここ最近作られたんか?ここは………、
フウカ
フウカ
せや!ウツホに連絡せな!



そうしてナマコフォンを取り出したが、
表示されたのは


「圏外」




フウカ
フウカ
…………!
フウカ
フウカ
……ここの謎を解き明かさんといかんのか……




そうしてフウカは秩序の塔の中へと入っていった。





そして中に入ると、そこには規則正しく動くロボット、
そして外の世界と同じ様に、真っ白い内部。



フウカ
フウカ
混沌の欠片を一つも感じまへんなぁ………
フウカ
フウカ
………ん?混沌?




そう、ここでフウカは此処が何処かという事に気がついたのだ。




フウカ
フウカ
もしかして、秩序の街かいな………?
此処が8号の言っておった所…………………
フウカ
フウカ
…!
丁度いい所にエレベーターがあるやんけ!
乗ってこーっと!

















フウカ
フウカ
んで、十階まで上がったら突然吹っ飛ばされたんよ。
なんか、黒いタコに
ウツホ
ウツホ
黒いタコ!?
黒インクか!ええなぁー!
3号(アミ)
3号(アミ)
………黒いタコ……
ヒメさん、これ、
ヒメ
ヒメ
ああ、多分前と似てるな、
けど前はイカだったぞ
ウツホ
ウツホ
ほぉ!そうなんか!?
フウカ
フウカ
どうも情報が噛み合わんのぉ……
つまり前回のココ、とは全然違う様やな
ヒメ
ヒメ
…とりあえず、真実を確かめるために、
秩序の塔、行くぞ!!
3号(アミ)
3号(アミ)
みんな気をつけて!
ここの敵強いから!







そして4人は、秩序の街の謎の解明へと足を進めるのであった。















???
ザザッ…………ハイジョ………………サンゴ……………ザザザザッ

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