3号の目の前に広がっていた世界は、
真っ白で静かな世界だった。
雲一つ無いはずが、日差しが入ってこない空。
宙に突然と現れる四角形の物体。
ただただ歩く事しかしない、生き物らしき者達。
そして、3号の見上げた先には、
「秩序の塔」
そう、実は過去に一度オーダコの秩序の力が暴走し、
秩序の世界に8号が転送されたり、同時に転送されたヒメがドローンになっていたり、
という事があった。
しかし今回は
そう、ヒメがニンゲン型のままになっているのだ。
ヒメは少し面倒くさそうだが、
目には輝きを灯していた。
そして、
ヒメが後ろを向くと、そこには見慣れた黄色いゲソ、
片方は結んでいて頭にはマンゴーの様な髪飾り。
そして先が紫色の指。
そこには
すりみ連合の
踊るギャングスター、ウツホが居た。
ウツホは今にも3号に襲いかかりそうだ。
ウツホは額にシワを寄せて、うーむと唸っていた。
ウツホは顔を真っ青にして叫び狂っていた。
そして最終的にはイカ型になり、ホシイカ状態になっていた。
3人が言い争っていると、
突然上からインクが降ってきた。
そう、上から降ってくるインク…
つまり秩序の塔の中には人がいる。
既に秩序の塔の中に居るそいつが黒幕である可能性が高い
が、
ドチャッと音をたてて落ちて来たそのパステルブルーの物体は、
フウカだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。