休み時間俺は真面目にさっきの復習をしていた。
ジェシーくんと違って話す友達と特にいない。
みんなが自販機に行ってから帰ってきたみたいだった。
みんながジェシーくんの席を囲むようにして
喋っていた。
俺は無言で話を聞いていた。(盗み聞き…)
一瞬俺の名前が出て
すごい気になって書いてたペンを止めてしまった。
急に俺の方を見て言ってくる。
さっきまでみんなで輪になって喋ってたのに
振り向いてこっちに振った。
突然に聞かれても曖昧な返事しか出来なかった。
まだあまり関わりのない大我くんが
代わりになのか謝ってきた。
俺の返事が小さかったのか周りの雑踏にかき消された。
時計を見るとほんとに
3分前だった。
樹くんたちはみんなゆっくり席に戻っていた。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。