第4話

episode 03 / ⛓️
3,499
2025/04/05 09:00 更新















借りたお部屋に荷物を置きリビングに
降りると、ぴくとさんがお茶を注いで
待っていた 。 私が降りてきた事に気付いた
ぴくとさんは、リビングの椅子をひき、
『 どうぞ 。 』 と 席を開けてくれる 。

庶民は王宮の様な作法を知らぬ無礼者
と母から教わっていたので、礼儀がなっている
彼に少し驚いた。
私はぴくとさんが空けてくれた椅子に着く。
ぴくとさんも私を見て少し驚いた様子だった。
何か間違っていただろうか。

なんて思っていると、ぴくとさんは話を始めた。



pkt .
      改めまして、ぴくとと申します 。      
ここで 情報屋 を しております 。
pkt .
     確認ですが   …    あなたの名字(カタカナ) ・ あなた 樣      
で お間違い … 無いですよね 、?
 
矢張り正体はバレていた 。
ここで誤魔化す事も出来ないので、
その間真実を話すのが吉 と 考える 。
あなた
      ……   はい 。   
 
pkt .
     っ、  何故こんな森中に
居らしたか、お聞きしても?

矢張りとても不思議がっているのか、
話の詰め方が明らかすぎる。
こう言う時、もっと敬意を払いながら
話すものではないのか 。
…… まあ、動揺する気持ちは分かるので
何も言わないが 。

あなた
     話せば長くなります  …… 。 
まぁ簡単に言えば家出をしました 。
pkt .
      ほう、    


私はどうやら、少し人より人間観察力
が長けているらしく
彼の言葉や行動を見ている限り、
私に悪意、敵意を抱いてい無い事が分かる
ので、包み隠さず事の経緯を話した。

あなた
    ……  と、言う訳です 。    
あなた
     私の事は全てお話致しました、
次は貴方の事をお聞きしても ?
 
pkt .
    …   私ですか?   …… 。 
私の事で話せるもの等有りませんよ 。

間を空けてそう言う 。

嘘だ。
彼の礼儀作法はとても慣れた手つきで行っていた。
母の言う事が正しければ、
王宮に使えた事が無ければ知り得ぬ技術が所々有る。

私は王宮と縁を切るつもりだ。
なので少しでも縁があるものとは
関わり合いになりたくない。
包み隠さず答えて貰おう。


あなた
        とぼけないで頂戴  ?    
先程からの丁寧な言葉遣いに礼儀。
これらを備える貴方、
何か王宮に関わりがあったのでしょう?


そう丁寧に問うと、彼は驚いた表情を
  しながら此方を見る。

図星をつかれたか、それとも試されていたのか。

  まあどちらにせよ、何も知らないは
許されない答え。何かしら口を
割って欲しいところだ。

pkt .
     ……   バレてしまいますか 。    
pkt .
     (   矢張りアレが言う以上の
脳をお持ちで居らしたか 。 )
 
pkt .
       私は、 情報屋として王宮直々に情報を
提示する様命令を受けておりまして。
最低限の礼儀作法は脳に入れております。
あなた
     ……   ふぅん、    

1番最悪なパターンだ。
真逆裏で情報屋を雇っていたなんて。

私の事をバラし王宮に連れ戻される可能性大。
嫌々言いながらも私をこき使うのが
大好きな両親は、きっと私を嫌な意味で
必要としている。見つけたら戻さない訳が無い。

不味い。家に入った迄が彼の策略だったか。
なんでお家にあがっちゃったの!!!!
私のばか !!!!!!
あなた
     ……  ( ここまで、ですかね。  )    
あなた
   (   矢張り家出には早かったかも、
けど悪足掻きはさせて貰うわ。 )
あなた
     それで、貴方の目的は何でしょう ?    
pkt .
   は、?    
あなた
       矢張りお金 ?   それとも地位 ?   
お金なら 少しだけれど出せるわ 。
あなた
     未だ 情報は引き渡していないわよね ?   
あなた
      貴方 も きっと アイツら両親
こき使われて いたのでしょう ?
不快だったでしょう ?
あなた
        一緒に手を組んで、アイツらを 復讐しない ?       


人間の扱い は 得意だ。
欲望に塗れた 人間 や 対象に殺意を
抱いている者は 扱い易い。 両親とかね。

強い口調を混ぜて、
上手く相手の思惑に添う様に話す 。
生憎、両親達のお陰で空気読みは 得意になった。
それら を 上手く利用して何とか逃げ切りたい。


pkt .
    ちょッ、 ちょっと待って下さい   …    !!      
あなた
     ……  ?     
 



私の発言が余りにも想定外だったのか
彼は私を全力で止める。
何か間違った事を言ってしまったかな。
と思っていると、彼はため息を零した。





pkt .
     貴方、……   ほんと、…    
底が知れないですね … 。


頭を抱え そう言う ピクトさん 。
彼は一息つき 、 また口を開いた。





pkt .
      …   僕の事について、ちゃんとお話致します。     



そう言い彼は 丁寧な口調で
また 話 を 始めた。












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