彼 … ピクト さん は
城に仕えた経歴、そして出来事等を
全て私に話した 。
ピクトさん は 物心着いた頃から両親が居らず、
森に迷い込んでいた 男の子と
自分達 を 拾ってくれた お爺と暮らしていた。
迷い込んでいた男の子を弟の様に思い、
お爺 を 父の様 に 思い、
森にある 小さなツリーハウスで
毎日幸せに生きていたが、
悲劇は突然として訪れた。
ピクトさんがお爺の手伝いで 家から出ている間
大事 な 弟 が 消えていたのだ 。
お爺 が 情報屋 な 事もあり、
お爺とお爺のつてで教えて貰っていた
知識を生かし 弟を探したが見つからない。
次第 に お爺 は 衰弱していき、寿命で逝った。
お爺 は 王宮に仕える とても優秀な情報屋
な事もあり、お爺が逝った後
ピクト は 王宮 に 連れていかれ
お爺 の 役職 を 引き継ぎされた 。
王 と 王女 は とても 性格が悪く、
失敗すれば皮肉ばかり。成功しても褒める事も無い。
どんだけ尽くしてやっても文句ばかりが
耐えなく、とても腹立たしい存在だったらしい。
お爺 にも こんな対応だったと
思えばどれ程殴ったって解消されないこの思い、
どうしようかと日々悔やんでいたらしい。
矢張り 両親は嫌いだ 。
人を大切にできない両親が。
性格が腐りきった処分するべきゴミの両親が。
こんなヤツら が 国の王なんて
国民 は どう思っているのか。
想像するだけで 頭痛がする。
けれど、私は謝る事しか出来ない。
成る可く多くの思いを償わなければならない。
まあ、どんなに償ったとしても
両親が着けた大きな
傷は私が一生背負っていくのだろう。
私 は 深く頭を下げ、ピクトさんに謝る。
そう、 床に膝をつき 下を向く 彼 。
余りにもこの人は優し過ぎる 。
自分と大事な人を苦しめた存在の娘に
そんな暖かい言葉を掛けててくれるのだから。
だからこそ、この思い、彼の忠誠を
受け入れ、アイツらに悲劇を味あわせてやる。
それがきっと、優しすぎる この人への
私が出来る 唯一 の 償い なのだから。
私 は 彼の綺麗な手を取った 。
文字多いし短いので 2本連続投稿 🤫












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!