第2話

幽霊 が 2 人
400
2025/03/17 12:00 更新




??
 お前 、… 俺が 見えるん !? 




あなた
  ……… ん??? 





  予想外すぎた言葉に 
  思わず 変な声を発した




  信じられないという表情で 言われたが 、
  私の視界には バッチリ男の姿が 。




  だが 、オカルト大好きの私は 
  ここで勘づいた




あなた
 見える … よ 





  私が そう発すると 、
  男は更に 目を見開いた 。




  私が 男の言葉を待っていると 、
  ゆっくりと 口を開いた




??
 俺 、… 実は " 幽霊 " やねんけどさ 、


あなた
 ……… お ー 





  普通の人なら驚くであろう 発言をしたが私には
  「 本物だ ー ! 」
  位の感想しか 出てこなかった




  男は「 ほら 」と 自分の足元を指さす




  私が 視線を落とすと 、
  男の足は 宙に浮いており 、
  半透明になっていた 。





あなた
 本当だ 、… 





  すると男は気まずそうに 視線を逸らした 。




  ここで私に 怖がられて逃げられる 、
  酷かったら失神する とでも思われてたのだろう 。




  しかし 、彼の予想は 外れた




あなた
 え ガチじゃん !? 
 すご ー っ !!





  私は キラキラとした目で彼を 見つめた 。




  思ったのと 180度違う反応に
  男は 驚いたような 反応をしていた




  そりゃ 、怖がられる と思っていた相手に 
  キラキラと 尊敬している かのような
  眼差しを向けられてきたら 驚くだろう 。




??
 え 、ちょ 、 


??
 俺 、幽霊 なんやで !? 
 もっと ビビってもよくね !? 





  さっきの気まずそうな表情は 
  何処へ行ったのか 。




  『 ビビってもよくね ? 』
  なんて 、お化け屋敷の係の人 のような
  言葉を 言っているが 、
  それだけ 驚いている という事だろう 。




あなた
 や ー ん 、関西弁の ゆ ー れいだ 
 かわち ~ ! 笑




 
  ケラケラと 笑い出す 私に 、
  男の目は どんどん見開かれていく 。




あなた
 なに 、ビビって欲しかったの ? 笑 


??
 いや 、そういう 訳じゃ … 





  男は 戸惑いを隠せていない 。



 
  『 友達に見せたいな 、カメラ写るんかな 』
  としゃがみこんで スマホを取り出す 私に
  彼は 聞いた 。




??
 お前は … 驚かへんの ? 


あなた
 そりゃさ 、驚いてるよ 。 


??
 じゃあなんで ッ !? 





  急に 声を荒らげた彼にも 驚いたが 、

  私は 冷静に 立ち上がった




  そして 彼を見つめ 真顔で答える 。




あなた
 さっきも 言ったでしょ ? 
あなた
 だってキミ 、イケメンじゃん 

あなた
 うち 、重度の 面食いだからさ 





  『 いぇーい 』
  と少し笑って ピースする私



??
 ……… はあ 、? 





  シリアスの雰囲気の中 こんなことを告げた私に
  男は 間抜けな声を 出した




  彼は 唖然としているが 、私は 本気だ 。




  サラサラとした 綺麗な茶髪 。
  吸い込まれるような 黄緑の瞳 。
  シュッと整っている 顔面 。
  極めつけに 、高身長で 足も長くて 細いし 。




  いや 、メチャクチャ イケメンやん !?




  呆然としていて 何か言う様子もない 男に
  私は 言った 。




あなた
 だってさ 、
 イケメン って
 世界を救う と思わない !? 
あなた
 キミみたいな イケメンにだったら 
 うち 、何円でも 貢げる自信あるよ





  大真面目に 主張する私に

  彼は 驚き を通り越して
  呆れているような 視線を向けてくる





  あなたは面食い すぎて
  小学校から 黒歴史製造機になりつつあったほど
  重症なのたま


  イケメンと関わりを作ろうと
  延々と 金だけを溶かしている 哀れな奴だった




 
??
 …… 幽霊 … でも ? 





  何とか 言葉を絞り出し
  恐る恐る という様子で言った 彼に 、

  当たり前のように 答えた 。




あなた
 あったりまえ じゃんか 
あなた
 イケメンに 、
 人種なんて 関係ないんだから !! 





  と 、精神病院を オススメしたくなる ような
  理論を並べた 彼女に 、

  彼は プッと 吹き出した 。




??
 あは 、そ ー かよ 、笑 

あなた
 ( キャッ ! 笑ったよ ~~っ !!) 




  ひゃっ 目の保養 !!!




  彼は 笑みを含んだような顔で
  名乗った




zm
 俺 、鳥居希 

あなた
 鳥居 … なんて呼べばいいの 

zm
 男慣れ してな ッ ( 
zm
 だからじゃないん 、
 彼氏 できないの

あなた
 なんで そんな事言うの !? 
あなた
 てか 何で
 うちに彼氏いないって 、… 

zm
 お前の発言 聞いてたら 
 何となくわかるわ

あなた
 お前 じゃないし 、あなた 、 
 あなたの名字あなたですぅ ~ 

zm
 そ 、あなた 




  不意打ちの あなた呼びに
  キャー と叫びたいのを 何とか抑える




あなた
 じゃ 、鳥居くん ? 

zm
 希でえ ー よ 
zm
 いや 、やっぱ ゾムって呼んで 

あなた
 ゾム … くん ? 

zm
おう

あなた
 そっか 、宜しくね ! 




  そういう 私に 、
  ゾムくんも 嬉しそうに微笑んで 、
  『 こちらこそ 』
  と言ってくれた 。



  これが 、彼と 私の 出会いだった 。












  ᡣ𐭩 鳥居 希



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