そう言う成仏は心なしか照れているように感じた。
逆に俺は今どんな顔をしているのだろうか。
今、俺は幸せなのだろうか。
こんなにゆったりした状況になったのは家出した後からは一回もなかった。
私が瞬きをしながら言った刹那のことであった。
≠MMが撃たれたのである。
傷を見れば一応致命傷は回避していた。
しかし処置が必要な程のものだった。
私は微かに聞こえる舌打ちを聞いて誰がこんなことをしたのか確信した。
そう小さく呟きながら私は≠MMを撃った相手の元へと向かう。
しばし流れる沈黙。
それを私が破ってこう言った。
私はその声と共にラス殺しを放つ。
トンデ・ミテは消えたのだった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!