俺があなたのSTPRに呼ばれたい名前に出会ったのは、6人の中で1番遅い2年生の春。
たまたまけちゃと廊下で会い、彼女の話をされた。
会ってみよう、と思い彼女がいる教室に向かったが、その時の俺は子供ながらに
自分が女の子に好かれやすいことを自覚していた。
つまり、調子に乗っていたのだ。
軽口を叩きながらも、俺はふと考えた。
こんなに人を好きになったことはあるのだろうか。
目の前の彼女は、今まで出会ったどんな女性とも違う。
その浮世離れした顔立ちと人見知りだがけちゃたちには気さくな性格が、いつのまにか大好きだった。
ー選ばれなくてもいいから、見守らせてー
ボクが彼女と初めて話したのは、まぜちとちぐと3人で廊下を歩いていた時だった。
2人が話しかけていた少女は、漫画の世界から抜け出して来たかのような容姿をしていた。
夢なのかと何度も疑ったが、その出会いは現実だった。
綺麗、儚い、可愛いー
たくさんの感情が渦巻く。
でも何より強く感じたのは、守りたいという思い。
ーいつまでも愛してるよ、あなたのSTPRに呼ばれたい名前ー

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。