再会…
この言葉はとても嫌いだ
会いたくない人にも使う言葉
慣れた文字を並べるだけなのに
どうして上手く出てこないのだろう
少し強い口調で話してくる
忘れたい記憶
忘れたくない記憶
いつしか文字が置き換えられていた
たった2文字が増えただけで
またねとは言わなかった
もう会いたくないから
ホンソクside
ヨウォンと買い物をしにモールまで来ていた
ふと奥のラウンジが目に入った
そこには俺が嫌ほど覚えてる…
あなたがいた…
考える前に体が動いていた
人混みを避けて目の前に…
するとあなたがこっちを見た
再会の言葉も言わずに名前だけを口にした
沈黙の時間が続く
せめて少しは話さないとと思い
なんて…合いもしない言葉
その言葉に驚いて少し強い口調で言った
もうそんな関係じゃないことを
俺はそれでも良かったのに…















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!