第3話

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2024/06/25 06:42
モモカとツルニンジン酒を分けて飲んだランジュは

「これから先輩と呼んで。私のアルバム販売枚数が

通算2000万枚を超えると、RJエンターテインメント

の持分半分が私のものになる。

そしたら私があなたをグローバルスターにする」

と豪勢にオーディションの機会を約束した。

酔いが覚めて自分を責めていたランジュはソジュン



「久しぶりに会ったファンに私がとんでもない約束

をしてしまった。オーディションをするふりをして

くれないか」

と頼んだ。

モモカはこの通話を聞いても

「私はお姉さんが心配もなく悩みもなさそうで良か

った。今はとてもかっこよく見える。何を経験した

らあんなふうになったんだろう」

とランジュを気の毒に思った。

 ソジュンは

「ランジュさんがふりでもしてほしいと言ったんだ

が、これは違うと思って。すでに結論が出ているの

に受けてどうしようというのか?お互いに時間の無

駄だ」

とモモカの話を聞く前に挫折させた。

慌てたランジュは抗議したが、ソジュンは

「ランジュさんの目に留まったのに、実力は見なく

ても分かるだろう。それで何をするんだ。歳が31歳

だって? 最近は年齢に2を掛ける。還暦を過ぎた練習

生って何だよ。歌手ではなくランジュさんのマネジ

ャーにさせるのはどう?」

と提案した。

2人の会話を聞きながら悲しみとランジュに対する気

の毒さを同時に感じたモモカは、ソジュンがランジ

ュのRJエンターテインメント持株を得るために排除

しようとしていることに気づき、会議室に駆け込ん



「マネジャーになる」

と宣言した。

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