──────40分後
──────その頃そまゆきは…
ゆきむらが意を決して話しかける。
それを何事も無かったかのように応える。
こいつ…何考えてんだろ…。
ドキドキしてたの僕だけなのか?いくら僕とはいえ一応女子だよ?
色んな女の子と遊びまくってるとか?
いや、活動を頑張ってるそまに限ってそんなことは無い。
だとしたら、なんだ、女子と思われてないのか?
いや、まあ気持ちは分かるけど…眼中にも無いのか?
今、ちょっと笑ったよな?マジで何考えてるんだ本当…。
6人はダンボから降りる。
──────ホーンテッドマンション
──────スプラッシュマウンテン
おいおいおい、どうなってるんだよ…。どうして、気まづい2人か3人としか乗れないんだよ!!
ナイス!まひと!そうなんです気まづいんです!
………。
へ?
そう言うしかないよな…。
そまは本当にそう思ってるのかな…。僕の考えすぎ…?
──────2時間後
ああああああああ。もうこいつホントに何考えてるんだよ…。楽しめるものが楽しめないじゃねえかあああああ
──────────────────
《ホテル内》at night
ご飯を食べ終わり、のんびり歩く6人
また1つ嘘ついた。
一体何個嘘をつけばいいのだろうか。
────────バタン
扉が閉まる
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。