コツコツと2つの足音が響く。
彼は私の手をとってずんずんと進んでいく。
名前も知らない彼は足がすらっと長くて、どこか目が個性的なようにもみえる。
?「..ここにみんないるよ。」
ぴたっと足がとまって、彼が指を指した場所をみる。
すると、ギィっと音を立てて開かれた扉。
そこには長いテーブルひとつと椅子に腰をかけた6人の男がいた。
扉が開いた音に反応したのかみんなして私の方へと体を向ける。
その6人の男はそんなに歳は私と離れていないような印象をその時にうけた。
ただ、なんとなくみんな虚ろな目をして私を見つめていたのだ。
それに、少し顔色が悪いというか青白いような気がしてそれでもっと違和感があったのだ。
それに、ずっと思っていたがなぜ彼らは裸足なのだろう。
傷だらけのようにみえる足はだれも治療などを施して居らずにそのままで見るからに痛々しい。

なんだか私が何も言わずにいるのはおかしいと思い
『まずは私を引き取っていただき..ありがとうございます、、き、今日からお世話になります。あなたです、、歳は18で...高校3年生になります。』
『み、みなさんとは良好的な関係を築けるように頼られるように頑張りますので...!よろしくお願い致します、、』
そういって深く礼をする。
顔を上げると、私のことをみるだけに何も話そうとはしない彼ら。
...やっぱりよそ者の子と生活をするというのはいくらなんでも「はい、いいですよ」と上手くいくわけはないか、と思った。
それに、反応から見るに私を向かい入れるといったのは彼らではなくきっと彼らのご両親なのであろうと思って、多分彼らは私のことを少なからず 歓迎している訳では無い 気がした。
そう思うとなんだか申し訳なくて視線が下にいってしまう。
すると、誰かがひとり私に言ったのだ。
?「..君も大変だったと聞いたよ。まずはここに座りなよ」
そういうと、どこか可愛らしく整った顔をした男が弱々しく自分がすわっている隣の椅子をたたいた。

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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。