彩葉はそう言って、道の先を指差す。
そこには、血まみれの部長がいた。
部長の傷なのか、返り血なのか分からない。
部長は、次々と襲いかかってきた町の人を倒して
いった。
楓先輩はそう言って、暗器を部長に向けて投げた。
楓先輩が投げた暗器は、部長の武器に命中した。
部長は武器を手放した。
...この距離で命中って凄いな。
俺たちは、部長へ近付いた。
結先輩はそう言って頬を膨らます。
彩葉はそう言って「にしし」と笑う。
楓先輩は真顔でそう言う。
部長はそう言って下を向いた。
結先輩は笑ってそう言った。
すると、下を向いていた部長の顔からそっと
光るモノが垂れた。
...綺麗な、涙。
部長はそう言って笑い、顔を上げた。
部長がそう言うと、結先輩は、
と言って、部長の頬を摘まんだ。
部長はそう言って、皆の方を向いた。
そして笑いながら、
と言った。
部長は沢山の人を殺した。
それは許されない。
けどそれでも、周りに部長を必要とする人がいる。
仲間って、そういうものなんだよ。
さぁ、ラストゲームだ。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!