第25話

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3,350
2023/09/05 06:44


リクエスト!



主
リクエスト有難う御座います!
主
過去編って事ですよね?
書いてきます!


太宰・中也・修治 17歳_______







太宰
修く〜ん!♡
ぅわっ兄さん
太宰
んふふ
かぁいい♡

何時も僕に構ってくれるこの人は僕を拾ったマフィアだ



地下に居た僕をマフィアにし、‘兄弟’にさせた張本人




正直、この人の考えている事が分からない



何故僕をマフィアに入れたのか


何故僕にこんなに構うのか


何故僕を兄弟にしたのか




全く分からない







だが、別にそれで良かった
暑いから離れて

だって今の僕は、“太宰修治”なのだから
太宰
えぇ〜良いじゃないか
私達兄弟なのだよ?
…一般的な兄弟の距離感って
コレで合ってるの?

この人は今、僕に所謂バックハグをしている



それだけならまだ良いのだが、それに加え片方手で手を絡め、もう片方で服に手を入れてくるのだ



まあ、特に何も感じないが、余りいい気分では無いので辞めて欲しい
太宰
うんうん合ってる合ってる♡
寧ろまだまだ距離がある位だよ
そうなんだ…
この人がそう言うのであればそうなのだろう




なら仕方無い。僕は只それを受け入れるだけだ
太宰
そうそう
普通の兄弟だと一緒に寝たりお風呂に入ったり、それはもうずぅぅぅうっと!
傍を離れないものなのだよ。何があっても、ね
だからね修くん。私と一緒に心中を___
中原中也
させねぇよ糞鯖
ドカンッ!
太宰
ったぁッ…
あ、中也。遅かったね、何かトラブル?
中原中也
あ?嗚呼まぁ…ちょっとな…


出会い頭にあの人に蹴りを入れたのは、あの人の同僚の中原中也だ




何でも、2人は双黒と呼ばれ裏組織では恐れられているらしい
そうなんだ
お疲れ様ニコッ
中原中也
…おう
多分、否、絶対



中原中也は僕の事が苦手だ



何故かは分からないが、気味悪がられているのだろう


あの異物を見る眼。もう慣れっこだ






無意識に、左眼につけた眼帯を触った
太宰
ちょっと中也!
私の修くんと話さないでくれる!?
修くんに蛞蝓臭が移ったらどうするのさ!
中原中也
嗚呼!?
俺が何時誰と話そうが勝手だ莫ぁ迦!
ってか蛞蝓臭って何だよぶっ殺すぞ!?
太宰
はっ!
出来もしない癖によく云うよ(笑)
中原中也
あぁ?何なら此処で殺してやろうか?
太宰
やってみ給えよ
やれるものなら


…はぁ
双黒
ビクッ
こうなった時、僕のする事は毎回一緒だ
ねぇ2人共
今何の為にこうして集まったのか
分かるかい?
戦略会議だよ戦略会議
敵組織との抗争。
被害は最小限にして置きたい
それが首領の願いだ。
だからこうしてお互い忙しいなか集まった
そうだろう?

2人の仲裁をし、ことを円滑に進める
中原中也
太宰
なのに何だい?この有様は
仮にもマフィア最少年幹部様と時期幹部と名高い準幹部様が、聞いて呆れるね(笑)

軽蔑した様な嘲笑を作る
少し頭冷えた?
早く会議終られるよ
僕達暇じゃないんだから
双黒
ハイ
これが、何時ものやり取りだ















中原中也
修治、ここの事なんだが___
嗚呼、そこは___



???
……
2人の会話を見る黒い影



只々じっと、口も挟まずに眺めている影は



呪文の様にぼそりと呟いた
???
…だいは…………しょ…だから……




その声はとても小さく誰の耳にも入らずにきえていった
主
結構長編になるかも

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