第2話

エピローグ
631
2021/02/18 08:53
あ〜なな、お皿洗いよろしく。
あ、終わったら洗濯物と掃除ね?
雨宮 奈々
雨宮 奈々
お、お母さん·····家事もちょっとは手伝って·····
は?なにそれ。だれがあんたみたいなクズを住まわせてやってんだと思ってんの?
赤いネイルをした母の手が私の頬を思いっきり叩く。

静かなリビングに大きな音が鳴り響く。

私は頬の痛さと母の怖さでびっくりして動けない。

しかし直ぐにまた母からの攻撃が飛んでくる。

瞬きする間に母は私の髪の毛をつかみ引っ張った。
雨宮 奈々
雨宮 奈々
い゛っ
あんたみたいなやつ育てた私が馬鹿だった
奴隷として使えるから残しておいたけどやっぱり要らない
今度同じことを起こしたら覚悟しとけよ?
次からは自分の立場をわきまえてから言え
私の耳元で母の低い声が鳴り響く。

引っ張っていた手を離し、高級なバッグを手に取り家を出た。

恐らくまた男に会いに行くのだろう。
雨宮 奈々
雨宮 奈々
お母さん·····もう辛いよ·····((ボソッ…
花岡  美優
花岡 美優
キモ‪w
花岡  美優
花岡 美優
勉強もできない。運動神経も悪い。顔も良くない。
やっぱりなんの取り柄もないただのゴミじゃん‪w‪w‪w‪w
花岡  美優
花岡 美優
それに比べて私はアンタより人気者でモテるの。わかる?‪w
雨宮 奈々
雨宮 奈々
·····ッ
花岡  美優
花岡 美優
あ〜アンタみたいなやつと話してると私まで陰キャになっちゃいそう!
変な匂いも付いたし最悪‪w‪w
妹の美優は香水を自分の体に何度も何度もふりかけた。

いい匂いの香水のはずなのに何度もふりかけたせいで

周囲に激臭が走る。
雨宮 奈々
雨宮 奈々
(もう我慢の限界·····私はこれからは一人で生きていく·····!)
そう決意し私は予め用意しおいた家出バッグを手に取り大きな音を立てて扉を開いた。

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