ユンギside
ジンヒョンが防弾少年団のメンバーとして加入して半年
つまり今日は、記念日だ
日頃の感謝は言葉で伝えているつもりだけど…それがそのままヒョンに届いているかは分からないし、俺がヒョンが来てくれてどれだけ嬉しいか何か形に残せるもので表したかった
俺の得意な事ってなんだろう
音楽…は、得意というか仕事で趣味みたいなもんだから違うしなぁ
ヒョンはいつも料理を作ってくれるけど、料理…
料理!そうか、俺は作り方を見れば料理は少しできる
でもできるなら記念日にふさわしい完璧な料理を作りたい
その為には協力者が必要だな
ふっ、作戦通り
ランニングに出かける準備をしていたジミナが足を止めた
目があからさまに輝き出す
これは行けるぞ
パーティー?
そんな大それたものにするつもりはなかったんだが…
しかも、いつの間にかヒョンだけじゃなくて全員分作る前提になってる
俺の疑問をよそにどんどん想像を膨らませているし
でも、ジンヒョンはみんなで囲ってご飯。とかきっと好きだよな
同時に、美味しい美味しいと大袈裟に何度も言うヒョンの顔が頭に浮かぶ
俺がジンヒョンのこと考えてるときほっぺたゆるゆる?
事実かまだ信憑性がないが…本当なら恥ずかしいから気をつけよう
にしても年下ながらに、やると決めたら即行動するのは尊敬する所だ
慣れたスピードで他のメンバーへの個人LINEをこなす姿を見てると、俺が爺とからかわれる理由も少し分かる気がした
oh…可哀想なナムジュナ…
とは言ったもの…そんな段取り通りに行くのか?
小さなパーティーと言っても準備するの初めてだしやっぱり少し不安だ
半年前、いつもスマホを片手に落ち込んでいた姿はそこには無い
ジンヒョンが来て変わったのは俺だけでは無かったようだ
こうしてジンヒョン半年歓迎記念パーティー、略して窓拭きパーティー成功のための一日がスタートした













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。