思わず逃げ出しちゃったけど、大丈夫かなぁ

私はビル街から離れて川沿いに歩いていった

私は俯き、足を止めた

ﾄﾞ ﾝ ｯ !

私に何かが突っ込んできた

私は尻もちを付いて突っ込んできたものに目を向ける

どうやら相当困っている様だ

分かりやすくシュンってしてる…！！

さっきとは違い、礼儀正しくなる。やっぱり無理をしていた様だ

白髪の人は色々話してくれた私と同じで孤児院暮らしだった事、
経営縮小や経営不振で追い出された事等を聞いた

ﾋﾟ ｸ ｯ

川の方から気配がした

私と敦さんで気配のする方を見ると＿＿＿

＿＿＿あの人だ、絶対にあの人だ

何してるのあの人！？此処川だよ！？敦さんも引いてるし！！

ﾋﾟ ｰ ﾋﾟ ｰ ｯ !! ﾊﾞ ｻ ﾊﾞ ｻ ｯ

ﾄﾞ ﾎﾞ ﾝ ｯ

ﾊﾞ ｼ ｬ ﾊﾞ ｼ ｬ

敦さん…お腹空いて体力無い筈なのに…

人を助けてる…

…私なんて、人の為に行動したことなんてない…

他人の為に頑張れる人に