-火曜日 練習試合当日-
日向がこの後リバースするため
離れておいた方がいいと思い、
スガさんの隣に座ったが───
何故か恋バナが始まってしまった。
私の顔をじっと見て質問される。
流石に目を合わせられなくてそっぽ向く。
-私立 青葉城西高校 到着-
日向はお腹を抱えて
トイレに行ってしまった。
-第3体育館-
流石、私立と言ったところか。
とてつもなく広い体育館。
ボールが床に当たる音、靴が床に擦れる音、
沢山の人達の声が響き渡っていた。
さっきまで隣にいたはずの日向が
いつの間にかいなくなっていた。
もうすぐで試合も始まるし、
心配になって私は様子を見に行くことにした。
聞いたことのある声。
廊下の角を曲がると───…
日向と話している金田一がいた。
そして私は思わず口に出してしまった。
日向を引っ張って
その場から逃げるように去っていった。
試合が始まって日向は緊張で大暴れ。
どう見ても日向のボールじゃないのに
無理に取りに行ったり、人とぶつかったりしていた。
青城のセットポイントの時、
日向のサーブがまわってきた。
ピーーッと笛がなり、
その音でさえビビった日向は
ボールが手にちゃんと当たらず
そのまま影山の後頭部にヒットした。
影山が日向に詰め寄っている。
影山の後頭部に
サーブをぶち込む以上の怖さはないと分かった日向。
そして───…
田中さんの名言で
日向の馬鹿みたいな緊張は無くなった。
第2セットは烏野がとって
次が最終セット。
青城の正セッター、及川徹だ。
黙っていればイケメンと言われる男。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。