空の歪みは、ゆっくりと膨れ上がっていった。
その中から、異様な気配が漂う何かが菅田を現す。
魔理沙は帽子を押さえ、ミニ八卦炉を取り出す。
イギリスは冷静に魔導書を構える。
魔理沙が前に出ると空気がピリピリと震えた。
歪みから現れた存在──それは人の形をしているが、身体はねじれ、光が歪んでうごめく怪物の様だった。
イギリスが眉をひそめる。
魔理沙はニヤリと笑う。
八卦炉を前に突き出すと、光の弾丸が飛び出す。怪物に命中するが、当たった瞬間に弾き飛ばされる。
イギリスも魔導書を掲げる。
光の紋章が浮かび上がり、空間に走る。
魔理沙の魔力団と同期し、ふたつの魔法がぶつかり合う。
互いに声を掛け合い、連携を取る。
魔理沙が上空を飛び、魔法陣の力で加速する。空中から光の玉を連続出打ち込む。
イギリスは補助魔法を展開し、魔理沙の攻撃をさらに強化。
光の衝撃が怪物に直撃し、暴れ回る身体を押さえつける。
怪物の攻撃が激しい。
ねじれた腕が伸び、魔理沙目がけて襲いかかる。
魔理沙は華麗に回避しつつ、反撃の魔力弾を放つ。光がぶつかるたび、空間が揺れ、地面が割れる。
イギリスが呪文を唱え、光の槍を生み出す。
槍が怪物の側面に突き刺さり、魔理沙の攻撃と連動してダメージを与える。
魔理沙がそういうと、怪物は最後の抵抗を見せて光を強める。
魔理沙とイギリス、同時に放つ最大の魔力──光の矢と魔法陣が重なり合う。
轟音と共に怪物は光に包まれ、ねじれた体が崩れ消えていった。
地面に降り立った魔理沙が息を整える。
イギリスは魔導書を閉じ、魔理沙を見やる。
魔理沙は笑みを浮かべた。
微妙に頬を赤らめたイギリスを横目に、魔理沙は空を見あげた。
その視線の先に、まだ歪みが点々と残っていた。
戦いは、これから本格化する──。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!