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第1話

♯1
833
2022/03/09 14:15
あなた
私はKnightsの皆さんのためになると思って
計画してるんですよ!
それを否定されたらどんなに嫌か…!
瀬名泉
瀬名泉
はぁ?俺だってあんたのために直そうと
思って言っただけでしょぉ?
あなた
先輩はそうやっていつも…!
もういいです、ちょっと外に出てきます
瀬名泉
瀬名泉
なにいってんのぉ?今外暗いんだから
行かない方が身のためなんじゃないのぉ?
あなた
そんなのどうでもいいです、
放っておいてください
瀬名泉
瀬名泉
ちょっと、あなた!
あぁもう!勝手にしなよねぇ!
あーあ言ってしまった。出てしまった。
これは私も疲れていて突拍子もないこと
言ったとは思っている。
だけど今回は瀬名先輩も悪いと思っている。
瀬名先輩の、Knightsのためのプロデュースを
私は考えた。先輩に否定されるのはよくある。
よくあるけれど今回ばかりはものすごく考えた。
彼女だから、というものでもない。
だから否定せずに受け入れて欲しかった、
素直じゃなくても褒めてもらいたかった。
そんなのもただのひとりよがりだったのかなぁ

もういいや。瀬名先輩から離れたところに行きたい。 ガーデンテラスに行こっかな
やっぱりこんなに遅い時間になったら
人全然いないなぁと、とりあえず空いてる席に
座った。全席空いてるけどね
あなた
おいしょっと、
あなた
はぁあ、反省したいのにしたくない…
あなた
あれはどっちが悪いのか…
よくよく考えたらどっちもどっちなような…
もういい!考えない!
朱桜司
朱桜司
あれ?お姉様?
あなた
ん?司くんか
こんな時間にどうしたの?
朱桜司
朱桜司
それはこっちのserifセリフです
いくら学校の敷地内とはいえ、
暗い時間に女性1人で
居座っているのは危険ですよ?
あなた
あはは、そうだよね
朱桜司
朱桜司
お姉様、何かありましたか?
少し疲れたような顔をしています
あなた
うーん、まぁいろいろと
あなた
ちょっと瀬名先輩と揉めちゃってねぇ
朱桜司
朱桜司
瀬名先輩と?
何があったかお聞かせ願いますか?
そして私は事情を司くんに話した。
全てを言葉にしていたらなんか、
どうでもいいことに思えてきた。
朱桜司
朱桜司
そうですか…そんなことが…
あなた
うん、なんかごめんね
司くんにまで迷惑かけちゃってるみたいで
朱桜司
朱桜司
いえ、そんなことありませんよ。
Knightsのプロデュースのことでしたら、
私もKnightsの一員ですので。
朱桜司
朱桜司
その事でお困りでしたら、私や
leaderリーダーに相談してもいいんですよ?
あなた
そうか、そうだよね。
私、1人で解決しようとして結局
当たって砕けて、1人で落ち込んで。
あなた
誰かに相談したらよかったのかもしれない
ありがとう、司くん
朱桜司
朱桜司
いえ、お姉様の力になれたらのなら
何よりです
朱桜司
朱桜司
それでお姉様。話を掘り返すようで
申し訳ないのですが、瀬名先輩とは
大丈夫なのでしょうか?
あなた
うーん…なんとも言えない感じ。
でも今はちょっと、会いたく…ない
朱桜司
朱桜司
戻っていくつもりは?
あなた
後々の気分次第かなぁ
朱桜司
朱桜司
お互いに少しだけ沈黙を交わした。
司くんは何か言いたげな顔をしている。
朱桜司
朱桜司
お姉様。
あなた
ん?なに?
朱桜司
朱桜司
場違いなつもりで申し上げます。
どうしたんだろ
真剣な表情をしている
朱桜司
朱桜司
私の元に来るつもりはございませんか?

        ……To be continued

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