あーあ言ってしまった。出てしまった。
これは私も疲れていて突拍子もないこと
言ったとは思っている。
だけど今回は瀬名先輩も悪いと思っている。
瀬名先輩の、Knightsのためのプロデュースを
私は考えた。先輩に否定されるのはよくある。
よくあるけれど今回ばかりはものすごく考えた。
彼女だから、というものでもない。
だから否定せずに受け入れて欲しかった、
素直じゃなくても褒めてもらいたかった。
そんなのもただのひとりよがりだったのかなぁ
もういいや。瀬名先輩から離れたところに行きたい。 ガーデンテラスに行こっかな
やっぱりこんなに遅い時間になったら
人全然いないなぁと、とりあえず空いてる席に
座った。全席空いてるけどね
そして私は事情を司くんに話した。
全てを言葉にしていたらなんか、
どうでもいいことに思えてきた。
お互いに少しだけ沈黙を交わした。
司くんは何か言いたげな顔をしている。
どうしたんだろ
真剣な表情をしている
……To be continued














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!