2人の間に間ができた。
言ってることは…理解出来る。
でももしかしたら私が考えてることと
違うことかもしれない。
物は試し。聞いてみよう
真に受けて聞くとドキドキしてしまった。
付き合ってる人がいる立場で
彼氏と同じユニットの、自分の後輩に
ドキドキしてしまった。
あーあ。いっそ司くんの言うままに
なってしまった方が楽なのではないだろうか、
ということも頭をよぎった。
何せ私は瀬名先輩とは違いますからね
と、赤面しながらも自慢げに司くんは言った。
いつもの司くんのように感じるが、
どこか、違う。こういう雰囲気だからだろうか。
と、司くんは少し情けなさそうに笑った。
まただ。またドキッとしてる。
そういえば、瀬名先輩にも似たようなことを
言われたなぁ、と思い出す。
こう考えると、司くんも瀬名先輩に
似てきてるんだなぁ
背中を見て育ってるってこういうことなんだな。
だったら瀬名先輩と居たあの楽しい時間を
司くんとならまた取り戻せるかもしれない。
ああ、こんなことまで考えちゃって、
私ダメだな…
……To be continued














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!