第3話

桜遥__初恋②
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2024/06/30 02:56
なんかよくわかんないけど!?!?

桜遥に猛アタックされているような!?!?!?!

この前だって、ポトスにいたら……
桜「なあ、お前、、暇、か?」

『今?暇だけど…?どうしたの?』

桜「…………と、となり、………」

『隣?トトロ?』

桜「あ゛ーーー!!!!!!ちげえし!!!!!」


こ「桜、あなたちゃんと一緒に食べたいんだって」

桜「な…!?ちが…ちがくねえけど……!


『なんだ!そんなことか!いいよ、一緒に食べよ!』





なんてことがあったし…
夜1人でコンビニ行ったらたまたま帰り道の遥くんがいて……





桜「は!?何お前こんな夜に1人でいんだよ」

『ちょっと日用品の買い出しに!』

桜「…ひとりで?」

『うん、そうだけど…???』


数秒の沈黙が流れる。

桜「おまえ、家…どこ。」


『○○丁目!』

桜「………お、まえ………あなた、家まで送る」


『え!?いいよいいよ!申し訳ないし!!』


桜「黙って送られてろ!!!!!!!」





とかいってあの日は送らせちゃったなあ。
あ、そういえばこの前、絡まれてるところを蘇枋くんに助けてもらってそのお礼してたら……


桜「…お前、蘇枋と仲良いのか…?」

『…?ああ!この前助けてもらってさ、!』

桜「…ふーん…べつに興味ないけど」

蘇「またまた、桜くん強がっちゃって〜」

桜「強がってなんか…!!!ねえし!!!!!」


『強がるより素直な人の方が私好きだけどなー??』

蘇「だって、桜くん!」


桜「は、…はあ?ふざけんな…し……」


楡「桜さん、この前気になってたこと、聞いちゃえばいいじゃないですか!今しかないですよ!」

そう楡井くんに後押しされて、少しだけ唸ってから遥くんは言葉を発した。

桜「…あなた、好きな人とか…いんの…?」

『好きな人!?き、急だね、!?!』





ふいに頭の中に遥くんが浮かんでしまったけど本人の前で言えるわけもないので



『…内緒!!』

と言っておいた。



そして、事件は起きた。


今日の朝もいつものようにポトスでことはちゃんとゆったり過ごしていたら、遥くんが思い切りドアを開けて入ってきた。


それから、叫んだ。



桜「……今日、放課後、空けとけ!!!!!!!」


と。


放課後、いつものようにポトスで時間を潰す。

けれどいつもより落ち着かない。



ことはちゃんもそんな私の様子に気がついて、サービス、といってコーヒーを出してくれた。


『やばい…やばいやばいやばい……。』

こ「大丈夫だって、てかあんたが緊張してどうすんのよ、あいつの方が緊張してると思うよ?」

『そ、そ、そーなんだけどさあ……、?』


するとがらっと店のドアが開いた。

桜「……あなた、つ、つ、ついて、こい」


こ「(あちゃー!!桜がっちがちだー…、!)」


『えあ!?は、は、は、は、はい、!?!』


こ「(あー!こっちもだめだー!!!!)」


ポトスを出て少ししたところで、桜がしゃべった。


桜「お、お、おれ…!!!」


まっすぐな目。
こっちまで緊張がうつってしまう。


桜「……あなたのことが…………!!!!!!!」


声大きいからか注目を集めてしまっている。

「あれ風鈴の子じゃね?」
「ほんとだー、告白かなー?」
「あいつ大通りのときのだ」
「あーほんとだ、通りでみたことあるわけだ」





桜「あなたの、ことが…!!」
 



































桜「好きに、なっちまった…」









先ほどのまでの威勢がなくなったかのような小さい声で、彼は言った。



周りも私も、息を呑む。








『遥くん、私も………!!』










そう言った途端に彼は私のことをぎゅうっと抱きしめてきた。



そして何かに気が付いたかのようにばっと離れた。


桜「み、みせ、もどるぞ」

かたことで話す彼の耳は赤く染まっていて、右手は私の左手をぎゅっと握っていた。





Fin
リクエストまってます!

ちなみに次は蘇枋くん書きます!!

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